オンライン語学学習プラットフォーム「Preply(プレプリー)」は、「世界の若者のAI活用」に関する調査結果を発表した。世界(アメリカ、ドイツ、スペイン、ポーランド、メキシコ、アルゼンチン、日本、韓国、トルコ)の9地域5,400人が対象。性別(男性2677人、女性2695人)と世代(18歳~29歳:Z世代2651人、30~43歳:ミレニアル世代2750人)に分けられる
Z世代とミレニアル世代の22%が、AI関連スキル習得に取り組んでいる
まず「人生の願望」について聞くと、すべての地域で「経済的な安定」が最多。平均61%、最多のアルゼンチンは71%に達する。メキシコ、韓国、日本もほぼ並ぶ。日本ではミレニアル世代の64%が、Z世代の59%を上回った。
その他の傾向を見ると、日本以外の8地域では「家族や友達とより多くの時間を過ごす」が2番目に多かったが、日本のみ「趣味にもっと時間を費やす」45%が2番目に多かった。日本のZ世代・ミレニアル世代が、他国とは異なる価値観を持っているようだ。
次に「仕事の願望」を聞くと、これも全地域で「経済的な安定を得る」がもっとも多く選ばれた(全体平均66%)。2番目には「ワークライフバランスを達成する(仕事とプライベートの両立)」をトルコ以外の国があげている。ちなみにトルコの2番目は「仕事を認めてもらう」41%だった。
アメリカ、ドイツ、日本ではスキルアップや学習の機会を重視する傾向が強く見られた一方、アルゼンチン、メキシコ、トルコでは、約4割が「自分のビジネスを始めたい」と起業への意欲をあげた。
「AIツール(ChatGPT)の活用」については、5000人のうち54%がすでに積極的に活用。Z世代では59%、ミレニアル世代は50%がAIツールを採り入れている。地域別で見るとトルコは61%で最も高く、スペイン、ポーランド、アルゼンチンがこれに続いた。逆にアメリカ(46%)と日本(41%)はAIツールの導入が遅れている地域であることが明らかとなった。
「専門性の研鑽のために学んでいるスキル」では、「外国語の習得」29%が最多。2位は「AIツールの使い方」22%で実験的な習得に励んでいる人も多そうだ。以下「技術スキル」20%、「リーダーシップとチーム管理」19%、「カスタマーサービスとコミュニケーション」17%など業務目的も多かった。
調査概要
- 【調査対象】アメリカ、ドイツ、スペイン、ポーランド、メキシコ、アルゼンチン、日本、韓国、トルコのオンラインパネル参加者5400人(各国600人)
- 【調査時期】2024年6月
- 【有効回答数】性別(男性2677人、女性2695人)と世代(18歳~29歳:Z世代2651人、30~43歳:ミレニアル世代2750人)に分けられる
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オリジナル記事:世界9地域の若者比較、日本は世界的に珍しく「家族や友達と過ごす時間」より「○○」を重視【プレプリー調べ】
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