NEXERが運営する「SEOの知恵袋」は、「信頼できるメディア」に関する調査結果を発表した。全国の男女638人が回答している。
どの媒体が信頼できる?
この調査では、X・YouTube・Web検索・AI検索・テレビ・新聞について「信頼できると思うか」を聞いて信頼度を比較している。その結果は以下のようになった。従来のマスメディアであるテレビ・新聞をWeb検索が抜いた形だ。
X(旧Twitter) | 19.7%が「信頼できる」 |
YouTube | 34.5%が「信頼できる」 |
Web検索 | 57.1%が「信頼できる」 |
AI検索 | 16.8%が「信頼できる」 |
テレビ | 46.4%が「信頼できる」 |
新聞 | 44.5%が「信頼できる」 |
X(旧Twitter)
「信頼できる理由」では、「世界中のユーザーがリアルタイムで情報を発信・共有できる」「信頼できない人はブロックできる」「怪しい情報には高確率でコミュニティノートによる訂正がついている」といった声があがった。
「信頼できない理由」では、「どんな人でも投稿できる」「いろいろな人が利用していてデマが多い」「誹謗中傷の対応やインプレゾンビの対応がまったくできていない」といった声があがった。
YouTube
「信頼できる理由」では、「動画形式で投稿する人がTwitterよりは限られて信頼できる人が多い」「コメント欄をみると正確な情報なのかわかりやすい」といった声があがった。
「信頼できない理由」では、「後から詳しく調べるとデマだったことが多い」「利用人口が多すぎるのでロクでもない利用者も一定数いる」「広告費目的で過激なことを言っている人が多い」といった声があがった。
Web検索
「信頼できる理由」では、「信頼できるソースを複数用意して比較検討すれば十分な情報は手に入れられる」「検索サイトを運営する大手企業がある程度統制している」「より権威性や専門家の書いた記事が上位にくる」といった声があがった。
「信頼できない理由」では、「偏った内容のものも検索でひっかかることもあるから吟味が必要」「情報が多すぎてどれを信用していいかわからなくなる」「個人が書いているサイトは信用できない」といった声があがった。
AI検索
「信頼できる理由」では、「発達してきてる」「人間の知能を超えている」「間違えることはあるというのは前提で、数字だけなら人間より嘘をつかない」といった声があがった。
「信頼できない理由」では、「現段階で頼れるものではない」「誤った情報を真実かのように伝えてくるので、必ず事実確認をする必要がある」「たまにもっともらしい嘘をつくので、ソースが明示されていないものは怪しい」といった声があがった。
テレビ
「信頼できる理由」では、「ネットに比べると出どころに信憑性がある」「テレビ局は、情報を発信する前に厳密な取材や編集プロセスを経る。記者やディレクターが事実確認を行い、専門家の意見を取り入れたうえで番組が制作されるため、信頼性が高い」「テレビを批判的に見る機構やユーザーがしっかり監視していると思う」といった声があがった。
「信頼できない理由」では、「情報操作してる」「昔からある程度のバイアスがかかっている」「やらせだったり過剰演出などニュースで見るので」「偏見報道がある」といった声があがった。
新聞
「信頼できる理由」では、「昔からあるので信頼感がある」「そういうところに価値があるメディア」「伝えない自由もあるとは思うが、伝えている内容そのものはその範囲で本当だと思う」「記事が誤りや盗用だった時、ちゃんと記者や管理職が懲戒処分を受けて、責任を取っている」といった声があがった。
「信頼できない理由」では、「偏った情報や遅れた情報も紛れているので全面的に信用してはいけない」「商売人の作った文章を鵜呑みにしてはいけない」「記者や新聞社の意向が優先され、必ずしも公共向けの内容ではない」「新聞社の考え方によって、まったく反対の情報や結論になっていることがある」といった声があがった。
調査概要
- 【調査対象】全国の男女
- 【調査方法】インターネットでのアンケート
- 【調査時期】2024年9月17日~25日
- 【有効回答数】638サンプル
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オリジナル記事:「信頼できるメディアは?」Web検索が57.1%で最多、XやテレビやYouTubeは何%?【NEXER調べ】
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