政治への不信感も増加傾向。「政治家は自分のような人間を気にかけてない」と考える人は7年間で約1.6倍に。
イプソスは、日本を含む世界50市場50,237人を対象に、「グローバルトレンド2024」の調査を実施した。ここでは、政治に関連する日本人の回答結果を抜粋して紹介する。
日本人の45%が「今日を楽しむことが重要、明日のことは明日考える」
まず、「重要なのは今日を楽しむことであり、明日のことは明日考えるようにしている」という設問に対し、「同意する」と回答した人は日本では45%にのぼった。グローバル平均の61%にはおよばないものの、10年間で1.5倍に拡大しており、刹那主義の価値観を持つ人が増加傾向にあることがわかった。
また、日本人の政治に対する考え方を聞くと、「既存の政党や政治家は、自分のような人間を気にかけてない」は62%、「この国の政府は、私のような人間の悩みを優先していない」には59%、「選挙で選ばれた役職者は、自分のような人々の懸念を優先しないため、選挙で投票する意味はない」は43%という結果に。政治への不信感はグローバル平均よりも低い傾向だった。
一方で、「既存の政党や政治家は、自分のような人間を気にかけてない」に同意する日本人の割合は、2023年には62%にのぼり、7年間で約1.6倍に拡大していた。
調査概要
- 【調査方法】混合方式の「IndiaBus」を使用したインドと対面方式を使用したザンビアを除くすべての市場で、イプソスオンラインパネルを使用して実施されました。
- 【調査対象】 世界50市場50,237人(日本人1,000人)※米国、カナダ、香港特別行政区、イスラエル、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、ベトナムでは18~74歳、タイでは20~74歳、インドネシアとシンガポールでは21~74歳、その他すべての市場では16~74歳
- 【調査対象国】アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブルガリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国本土、コロンビア、チェコ、クロアチア、デンマーク、エジプト、フランス、ドイツ、香港特別行政区、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ケニア、マレーシア、メキシコ、モロッコ、オランダ、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、サウジアラビア王国、シンガポール、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾地域、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国、ベトナム、ザンビア
- 【調査期間】 2024年2月15日~4月23日
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オリジナル記事:刹那主義化する日本人? 「大切なのは今を楽しむこと」が10年間で約1.5倍に【イプソス調べ】
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