アスマークは、「食品値上げのイメージに関する意識調査」を実施した。16歳~79歳の男女750人が回答している。
食品に求めるものに男女差。女性は「品質・量・食べやすさ」重視
まず、「食品を買う時に求めるもの」について聞くと、男女で大きな差があり、「品質」「量」「食べやすさ・使いやすさ」においては女性が男性よりも10ポイント以上高いことが分かった。また、20代以下は全体的に求めるものが少ない一方で、50代以上は「品質」「味」を求める傾向が見られた。性年代別では、40代以下の男性は全体的に求めるものが少なかったが、30代・50代・60代の女性は「味」「食べやすさ」などを重視していた。世帯年収別でみると、300万円未満の層は全体的に求めるものが少ない傾向であった。
通常の値上げのイメージは「良くも悪くもない」が多数派
食品・ブランドにおける食品値上げの印象について、「良い/悪い/どちらでもない」の3択で聞くと、全体では「どちらでもない」の回答が最も多かった。男性よりも女性のほうが「どちらでもない」の割合は10ポイント以上高くなっている。年代別では、年齢が上がるごとに「良い」が減っていく傾向があり、世帯年収別では1,000万円以上の層が「良い」印象を持っていた。
製造メーカー、販売店におけるイメージでは、食品・ブランドに対するものと大きな違いはなかったが、販売店については全体的に「どちらでもない」が多い傾向だった。
ステルス値上げは通常の値上げよりも「印象悪い」
また、ステルス値上げ(商品の価格は据え置いたまま、内容量を減らして販売している商品)に対する印象を聞くと、全体では通常の値上げに比べて「どちらでもない」の回答が減り、イメージが「悪い」と答える割合が高くなった。特に60代男性や年収1,500万以上の層からの悪印象が目立ったが、同じく60代の女性では「どちらでもない」の割合が高かった。また、30代以下の男性は好意的に捉える割合が比較的高かった。
調査概要
- 【調査対象】16歳~79歳/男女/世帯年収回答者
- 【有効回答数】750名
- 【調査期間】2022年8月30日(火)~9月6日(火)
- 【調査方法】Webアンケート
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オリジナル記事:ステルス値上げは悪印象? 「食品・ブランドイメージが悪くなる」割合は通常の値上げの2倍以上【アスマーク調べ】
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