トライベック・ブランド戦略研究所は、お金の支払い方法について各手段の利用状況やその意識についての調査を実施した。20歳~69歳男女400名が回答している。
主な決済手段、「現金」は9割「クレジットカード」は7割強
まず、各種決済手段についての利用状況を調べると、「現金」は92.5%と最も多く、「クレジットカード」は75.3%となった。「銀行引落し」「電子マネー(プリペイド)」「銀行振込」も約半数の人が利用していた。
年代別にみると、「クレジットカード」「銀行振込」の利用率は40~50代が高く、「銀行引落し」は50~60代が高いことが明らかになった。一方、20代では「電子マネー(プリペイド・後払い)」「デビットカード」などのキャッシュレス決済の利用が多く、現金の利用率は全ての年代で最も低かった。
各種決済手段の利用理由としては、いずれにおいても「この支払い方法に慣れているから」の回答が多かった。しかし、「クレジットカード」「電子マネー」についてはポイント還元などのお得さが、「現金」「銀行引落し」「銀行振込」については「この方法でしか支払えない店舗/請求元があるから」が大きな理由となっていた。
また、よく利用している電子マネーを聞くと、いずれの年代でも「QRコード決済系(PayPay、d払い、au PAYなど)」の利用率が高かった。20代では「流通系(nanaco、楽天Edy、WAONなど)」が他の年代に比べて低かったが、「クレジットカード系(iD、QUICPayなど)」「交通系(Suica 、 PASMOなど)」は高い傾向だった。
当日の割り勘や幹事への精算、お祝い金は現金が主流
続いて、個人間でのお金の支払いでよく利用する手段を聞くと、多くの場合「現金」でのやりとりが行われていることがわかった。しかし、「習い事の月謝(個人教室)」「仲間内での割り勘精算(後日)」ではキャッシュレス決済も多かった。
個人間のお金の支払いにおける電子マネーの利用について、年代別にみると、20代の利用が他の年代に比べ圧倒的に高いことが明らかになった。
仲間内での金銭のやりとり、20代は電子マネーに抵抗なし?
個人間での支払いに銀行振込を利用することについて、抵抗を感じるかどうかを聞くと、「習い事(個人教室)」以外のほぼ全ての場合において約半数の人が「抵抗がある」と回答した。
次に、個人間での支払いに電子マネーを利用することについて、抵抗を感じるかどうかを聞くと、お年玉やお小遣い、お祝い等のやりとりにおいては「抵抗がある」と感じる人が多かった。
電子マネー決済への抵抗感について年代別にみると、年齢が高くなるにつれ「抵抗がある」人の割合が増えることがわかった。
調査概要
- 【調査対象】全国の20歳~69歳男女のインターネットユーザー
- 【有効回答数】400名
- 【調査期間】2023年1月5日~1月6日
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オリジナル記事:キャッシュレス決済、実際どのくらい使ってる? 20代は「電子マネーで割り勘」に肯定的【トライベック調べ】
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