CCCマーケティング総合研究所は、「値上げ」に対する実感の調査結果を発表した。男女16~79歳のT会員27,070人が回答している。
「思った以上に価格が上昇している」70.1%
総務省の消費者物価指数の総合指数によると、2021年の終わりごろから物価上昇が続いているという。同所では2022年7月にも同種の調査を行っており、その結果と今回(2022年12月)の結果を比較した。その結果、「思った以上に価格が上昇している」という感想が、7月では63.7%だったのが12月には70.1%まで増加していた。
次に「この1年でとても高くなった品目」を聞くと、「ガソリン」を除くすべての品目で「とても高くなった」が7月よりも増加していた。最高は「電気・ガス・水道」で51.2%と過半数が実感。「乳製品(バター・チーズ・ヨーグルトなど)」「食用油」「小麦粉」など食品の価格高騰を感じている人が目立つ。
ガソリンは前回61.0%から42.3%まで減少しているが、順位は2位。低下理由は、前回調査時(7月)は価格が高騰しており、その反動と考えられる。
「今後の購入についての考え」を聞くと、「引き続き購入する(購入量は減少しない)」という品目と、「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」という品目とで、大きく2つに分かれた。
「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多いのはやはり生活必需品で、「生鮮食品(野菜・果物、鮮魚、精肉)」「ティッシュ・トイレットペーパー」「洗剤」「ペットフード・ペット用品」「電気・ガス・水道」「交通費」「ガソリン」「通信費(インターネット・電話)」など。
「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目は「外食(レストランなど)」「衣類」「菓子類」などとなった。
さらにイベントやテーマごとに「この先のお金の使い方」について聞くと、全体的には「これまでと同等の金額を使う」「これまでよりかける金額を減らす」といった回答が多い。一方で「よりお金をかける」という品目としては「貯金」10.7%、「自分の健康」8.3%などがあがった。
調査概要
- 【調査対象】全国男女16~79歳のT会員
- 【調査方法】インターネット調査(Tリサーチ)
- 【調査時期】2022年12月19日~22日
- 【有効回答数】27,070サンプル
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