今後は届出運賃を年度ごとに見直し、外部環境の変化を適時適切に運賃に反映させる方針
ヤマト運輸は、「宅急便」などの届出運賃を4月3日から約10%値上げする、と2月6日に発表した。資源・エネルギー価格や原材料価格の上昇に加えて、労働力減少で賃金や時給単価が上昇している。また、運転手の時間外労働規制が強化されてさらに人手不足が想定される「2024年問題」など外部環境が厳しさを増しているため。
値上げするのは「宅急便」のほか、宅急便より小さな荷物を専用BOX・専用伝票で送る「宅急便コンパクト」、オンラインショップなどで注文した商品を自宅敷地内の玄関ドア前や宅配ボックスなど非対面の置き配で受け取れる「EAZY」、海外向けの「国際宅急便」。運賃改定率は約10%だが、サイズや届け先などで改定率は異なる。
物流事業者は生産性向上に取り組んできたが、物流に必要なコストを運賃やサービス料金に適切に反映できていなかった。ヤマト運輸は今後、外部環境の変化による影響を適時適切に運賃に反映させるため年度ごとに届出運賃等を見直し、物流パートナーとともに輸配送ネットワークの維持・強化とサービスを提供し続ける環境構築に努める。
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業Webサイトとマーケティングの実践情報サイト - SEO・アクセス解析・SNS・UX・CMSなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ヤマト運輸が「宅急便」「宅急便コンパクト」など届出運賃を4月3日から約10%値上げ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.