ライボは、「2023年 ハラスメントの境界線調査」を実施した。ハラスメントの理解度や職場でのコミュニケーションへの影響などについて、社会人男女354人に聞いている。
ハラスメントの境界線、「曖昧・なんとなく認識」が7割
まず、ハラスメントの境界線を正しく認識しているかを聞くと、「認識しているつもりだが正しいかは曖昧」「なんとなく認識している」の合計が70.3%となり、「正しく認識している」は28.0%にとどまった。年代別でみると、「正しく認識している」は30代が最多となった。
ハラスメントの判断に対する意識を聞いたところ、合計で61.6%が「敏感になっている」と回答した。男女別でみると、女性よりも男性の方がハラスメント判断に敏感になっている傾向が見られた。
ハラスメントの判断に敏感な人の割合を年代別でみると、50代が67.6%で最多に。役職別では、最も気にしているのは「課長クラス」、ついで「係長クラス」「部長クラス」と続いた。特に中間管理職において、「ハラスメントと受け取られないように」という意識の強さがうかがえた。
全体の約8割が「ハラスメントにならないように神経を使う」
続いて、ハラスメントに対する意識が仕事上のコミュニケーションに影響するかを聞くと、合計で88.9%が「影響する」と回答した。また、職場でのコミュニケーションでハラスメントに神経を使っているかという質問では、合計で78.0%が「神経を使う」と答えた。
年代別でみると、50代は91.9%が「神経を使う」と回答しており、年代が上がるごとにハラスメントに注意を払っている人が多いことがわかった。役職別でみると、「神経を使う」と答えたのは「課長クラス」が95.7%で最も多く、ついで「主任クラス」「係長クラス」と続いた。
具体的にどのような場面で神経を使うかを聞くと、「役職や世代の差がある場合や、異性とのコミュニケーションにおいて特に注意している」という回答が多かった。
調査概要
- 【調査対象】全国 / 男女 / 20~50代
- 【調査条件】1年以内~10年以上勤務している社会人、20人~1000人以上規模の会社に所属
- 【調査期間】2023年3月1日~3月7日
- 【有効回答数】354人
- 【調査方法】インターネット調査
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オリジナル記事:中間管理職は「ハラハラ」に疲弊? 課長クラスの95%が「ハラスメントに神経を使う」【ライボ調べ】
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