クラレは、今春に小学校へ入学する子どもとその親を対象に「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査した結果を発表した。同社ランドセルを購入した子ども4,000名(男女各2,000名)、その親4,000名から回答を得ている。1999年から調査を開始しており、20回以上の推移を追っている。
子どもが将来就きたい職業1位は「ケーキ屋・パン屋」
それによると、男女総合で子どもの将来就きたい職業は「ケーキ屋・パン屋」が1位。2位の「警察官」は男女両方で年々増えており、20年前(2003年)と比較すると、約4倍まで増加するなど、近い将来1位になると予測される。一方で圧倒的人気だった「スポーツ選手」は半減している。また20年前にはなかった「TV・アニメキャラクター」「YouTuber」がランクインしている。
男の子が将来就きたい職業・親が将来就かせたい職業にギャップ
男女別に見ると、男の子の将来就きたい職業は、「警察官」が過去最高の17.8%で3年連続1位。3位「消防・レスキュー隊」10.8%と合わせ“人の安全を守る仕事”が人気を集めている。
その他動向では、「宇宙関係」2.2%が初めて10位に入った。また「ユーチューバー」4.8%が前年7位から5位にさらに上昇した。
一方「親が将来就かせたい職業」では、14年連続で「公務員」21.9%が1位。2位「会社員」11.0%も過去最高の比率となっており、「安定した職業に就いてほしい」という気持ちが垣間見える。また子どもが就きたい職業では低下している「スポーツ選手」7.0%は順位を上げて3位に復活した。
女の子が将来就きたい職業・親が将来就かせたい職業には、さらに大きなギャップ
一方女の子の「将来就きたい職業」は、25年連続で「ケーキ屋・パン屋」23.6%が圧倒的1位。2位「芸能人・歌手・モデル」7.3%は比率を増加させている。さらに「警察官」5.7%が過去最高の4位となった。
女の子に「親が将来就かせたい職業」では、「看護師」16.2%が2023年も1位だが、子ども側の「将来就きたい職業」では5位(5.5%)にとどまっている。将来就きたい職業1位の「ケーキ屋・パン屋」は、親が将来就かせたい職業では10位にとどまるほか、近年人気の「警察官」も親のトップ10に入っていない。逆に親から人気の「公務員」は、子どものランク外。女の子のほうが親と子どものギャップがやや目立つ結果と言えるだろう。
調査概要
- 【調査対象】2023年4月に小学校に入学する子どもとその親
- 【調査方法】人工皮革「クラリーノ」製のランドセルを購入した人にインターネットアンケートを実施
- 【調査期間】2022年7月~2023年1月
- 【有効回答数】子ども4,000名(男女各2,000名)、その親4,000名
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オリジナル記事:今春の新小学1年生「将来就きたい職業」「親が就かせたい職業」、女の子は親と大幅ギャップ【クラレ調べ】
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