ビッグローブは、「若年層の働き方」に関する調査結果を発表した。18歳~29歳男女600人と、比較対象として30歳~69歳男女400人、合計1,000人がアンケートに回答している。
若い世代ほど休暇は増やしつつやりがいや地位を求めている?
まず「賃金が下がったとしても週休3日にしたいか」を聞くと、Z世代(18~24歳)は「あてはまる」23.7%+「ややあてはまる」31.1%で、計54.8%だったが、25歳~29歳は50%、30代~60代は47.3%にとどまった。
「仕事のやりがいよりもふだんの生活を重視したいか」は、Z世代は「あてはまる」30.6%+「ややあてはまる」36.6%の計67.2%で、25歳~29歳の72.8%、30~60代の72%を下回った。意外にもZ世代はやりがいを重視しているようだ。
また「管理職になりたいか」という設問では、Z世代は「あてはまる」13.1%+「ややあてはまる」26%の計39.1%に対し、25歳~29歳は35.2%、30代~60代は22.8%で、若い世代ほど管理職になりたいと思っていた。単純に考えると、若い世代ほど休暇は増やしつつやりがいや地位は求めているように見える。
少子化や人工知能に対する考えに世代差はある?
「柔軟な雇用形態の推進は少子化対策に有効だと思うか」を聞くと、Z世代は「思う」32.9%+「やや思う」40.9%と、73.8%が有効としたが、25歳~29歳では67.2%にとどまった。一方で30代以上は76.6%と最も高い数値を示している。少子化への危機意識に世代差があることがうかがえる。
また「AI(ChatGPTなど)が仕事に関与すること」について聞くと「良いと思う」が、18~24歳のZ世代で24.6%、25歳~29歳で19.2%、30代~60代で14.5%と、若い世代ほど多かった。基本的に全世代で肯定的だ。
「AI(ChatGPTなど)が仕事に関与することが良いと思う理由」では、幅広い年代で「仕事が効率化されるから」が約7割、「自身が苦手なところを補ってくれるから」が約5割を占めた。一方で「悪いと思う理由」では、18~24歳のZ世代では、「仕事が奪われる可能性があるから」「仕事をさぼる人がいるかもしれないから」が約5割に、30代~60代では「まだ人間ほどのレベルには達していないから」が約5割だった。
調査概要
- 【調査対象】全国18歳~69歳の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年3月24日~28日
- 【有効回答数】1000人(18歳~29歳600人、比較対象として30歳~69歳400人)
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オリジナル記事:Z世代「賃金が下がっても週休3日に」5割強、「やりがいより生活」約7割【ビッグローブ調べ】
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