博報堂DYメディアパートナーズ(メディア環境研究所)は、「メディア定点調査2023(時系列分析)」の結果を発表した。同調査は、2006年から毎年実施されており、生活者のメディア接触時間やメディア意識などを集計している(データ、グラフ図表は東京地区ベース、以下同)。
メディア接触時間は高止まり、携帯電話/スマホ比率が上昇
それによると、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、パソコン、タブレット端末、携帯電話/スマートフォンといった「メディア総接触時間(1日あたり/週平均)」は、過去最高の2021年450.9分から減少しつつも「443.5分(約7.4時間)」と高止まりしている。
機器別の全体比率を見ると、「携帯電話/スマートフォン」が34.2%に達し、全体の3分の1を超えた。逆に「テレビ」は30.5%と2割台が現実味を帯びてきた。
一方テレビの「インターネット接続率」を見ると、前年2022年の51.4%から54.9%とさらに上昇。テレビが“放送を受信する機器”から“ネットに接続する機器”へと変化していることがうかがえる。ストリーミングデバイスの所有率も3分の1を超えた。テレビ視聴のスタイルについても「見逃し視聴サービス」「有料動画」といった視聴が増えている。
調査概要
- 【調査対象】東京都の15~69歳男女
- 【調査方法】郵送調査法(調査:ビデオリサーチ)
- 【調査期間】2023年1月26日~2月10日
- 【有効回答数】629サンプル
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オリジナル記事:メディア接触時間は1日あたり約7.4時間。「携帯・スマホ」のシェアが初めて3分の1を超える【博報堂DYMP調べ】
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