リクルートマネジメントソリューションズは、「新入社員意識調査2023」の分析結果を発表した。2023年3月~4月に全国で開催した公開型新入社員導入研修受講者509人、2023年2月~4月に開催したインハウス型新入社員導入研修およびWeb学習プログラム受講者1,840人が対象。最初に調査を開始したのは2010年で、以降毎年行われている。
自分が組織に合わすのでなく組織が自分を活かすという仕事観?
まず「どのような特徴を持つ職場で働きたいですか?」と聞くと、「お互いに助け合う」66.4%が前年に続き最多。「お互いに個性を尊重する」50.7%が過去最高を記録しそれに続いた。「お互いに個性を尊重する」は、10年前と比較すると、21.8ポイントと大幅に増加した。逆に「アットホーム」37.3%、「活気がある」25.3%、「お互いに鍛えあう」11.4%などは前年より減少し、いずれも過去最低を記録している。
「働くうえで大切にしたいこと」では、「仕事に必要なスキルや知識を身につけること」48.5%が最多。過去最高となったのは「任された仕事を確実に進めること」38.9%、「新しい発想や行動で、職場に刺激を与えること」13.8%、逆に過去最低となったのは「何事も率先して真剣に取り組むこと」13.8%だった。
「上司に期待すること」も前年と変わらず「相手の意見や考え方に耳を傾けること」49.5%が最多だった。次いで「1人1人に対してていねいに指導すること」49.1%が2位で、10年前と比べると16.3ポイントと大きく増加し、これも過去最高を記録した。
「仕事をするうえで重視したいこと」は、「成長」28.8%と「貢献」26.7%がトップ2。「競争」2.4%が最下位だった。
「新入社員時代に身につけるべきこと」を聞くと、「社会人としての基本行動」38.9%で最多。「仕事に向かう姿勢・スタンス」23.7%、「社会人としてのビジネスマナーや規律」10.8%をかなり上回っており、姿勢やマナーより基礎行動のハウツーが重視されていると推察される。
調査概要:調査1
- 【調査対象】公開型新入社員導入研修「8つの基本行動」の受講者
- 【調査方法】質問紙調査
- 【調査時期】2023年3~4月
- 【有効回答数】509人(平均年齢:22.5歳、最終学歴:大卒以上82.9%、300名未満企業比率:67.0%)
調査概要:調査2
- 【調査対象】インハウス型新入社員導入研修およびWeb学習プログラム(学習管理システム利用)の受講者
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年2~4月
- 【有効回答数】1,840人(300名未満企業比率:8.1%)
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オリジナル記事:新人が働きたい職場の特徴、「互いに個性を尊重」が過去最高に。逆に過去最低に変化したのは?【リクルートMS調べ】
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