クラレは、今春に小学校を卒業した子ども(小学6年生・新中学1年生)を対象に「将来就きたい職業」を調査した結果を発表した。使い終わったランドセルをアフガニスタンに贈る社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーンに協力した820人が回答している。
新中学1年生・男女総合で子どもが就きたい職業
それによると、男女総合で子どもの将来就きたい職業トップ3は前年と変わらず、「スポーツ選手」「教員」「漫画家・イラストレーター」だった。また前年7位から順位・ポイントを大きく伸ばして4位に「医師」が入った。
新中学1年生・男の子が将来就きたい職業
男女別に見ると、男の子の将来就きたい職業は、前年・前々年に続き「スポーツ選手」が1位。内訳を見ると、大谷翔平(エンゼルス)やヌートバー(カージナルス)の活躍、日本優勝で大きく話題となったワールド・ベースボール・クラシック人気を背景に、野球(40.3%)がサッカー(25.4%)を上回り3年ぶりにトップとなった。
また、前年2位の「ゲームクリエイター」を抜いて「研究者」がランクアップし2位に。近年の“図鑑ブーム”など、好きなジャンルに詳しい“博士キッズ”が話題だ。
新中学1年生・女の子が将来就きたい職業
一方女の子の「将来就きたい職業」は、前年初トップとなった「漫画家・イラストレーター」が、2年連続で1位となった。同じ創作関連では、「作家・絵本作家」も過去最高の8位に躍進している。
また「医師」が男女両方で増加し、特に女子で大幅に順位とポイントを上げている。コロナ禍により関心が高まっていることが考えられるが、同じ医療職の「看護師」「薬剤師」「医療関係」は、前年より順位・ポイントを下げており一概にはいえない状況だ。
調査概要
- 【調査対象】2023年3月に小学校を卒業した子ども(小学6年生・新中学1年生)
- 【調査方法】社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーンに協力した人にアンケートを実施
- 【調査期間】2023年1月中旬~3月中旬
- 【有効回答数】子ども820人(男の子373人、女の子447人)。
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オリジナル記事:新中学1年生が将来就きたい職業、コロナ禍影響?で「医師」「研究者」が大きくランクアップ。「看護師」はランクダウン【クラレ調べ】
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