日経HRは、「日経転職版 資格と学び直しに関する意識調査」を実施した。仕事で役立つ資格やこれから取得したい資格、リスキリングの取り組み実態などを調べている。
仕事で最も役立つ資格・今後取りたい資格は?
調査によると、仕事で役立つ資格の1位は「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」。ITエンジニアを管理してプロジェクトを遂行する、プロジェクトマネジャー(PM)のスキルを示す資格だ。2位は事業開発や財務会計、組織管理などを幅広く学ぶ「MBA(経営学修士)」、3位は「TOEIC L&R800点台」と続いた。
また、これから取りたい資格として、広く一般的に認知されている「スタンダード資格」のランキングを見ると、1位は経営コンサルティングの能力を示す「中小企業診断士」。2位は「TOEIC L&R900点台」、3位は「簿記検定2級(日商)」となった。
また2020年前後に生まれたデジタル系の新資格を集めた「トレンド資格」では、AIの基礎知識や業務利用の能力を認定する「AI検定」が1位に。2位は統計スキルを評価する「統計検定」、3位は「データサイエンティスト検定(DS検定)リテラシーレベル」となった。
注目されているリスキリング分野は「英語」「IT・ウェブ」
続いて、リスキリングの必要性について聞いたところ、とても必要・まあ必要を合わせて約9割の人が「必要だと思う」と回答した。
リスキリングの取り組み状況を聞くと、「自主的に取り組んでいる」人が半数以上という結果に。一方で「取り組んでいない」人は39.1%にのぼり、必要性は感じていても実際に取り組めていない人も多いことがわかった。
取り組んでいるリスキリングの分野としては、「英語」が34.0%と最も多く、ついで「IT・ウェブ」「会計・財務諸表」「ファイナンス(投資・資金)」と続いた。
調査概要
- 【調査対象】「日経転職版」登録会員
- 【調査期間】2023 年6月26日~7月3日
- 【調査方法】メールにて依頼し、Webサイトで回答 ※評価された資格の集計方法について:取得資格について、自己評価(仕事で役に立った)と他者評価(会社で評価された/転職市場で評価された)を0点~5点で点数付け。有効回答のうち、自己評価の平均点と他者評価の平均点を単純合計し、総合点とした。
- 【有効回答数】948人
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