データマネジメントプラットフォーム(DMP)事業のインティメート・マージャー(IM)は、同社の共通IDソリューション「IM Universal Identifier(IM-UID)」を、ソニーグループでマーケティングテクノロジー事業のSMNが提供するDSP(広告主向けプラットフォーム)の「Logicad」に技術提供して連携を始めた、と9月6日に発表した。Logicadでユーザーのプライバシーを保護しながら「iOS」デバイスにターゲティング広告を配信できる。
IMは、「3rd Party Cookie」を利用せず異なるドメイン間で「3rd Party Data」を連携するIM-UIDを2020年12月から提供しており、新たにSMNのLogicadと連携した。SMNがIM-UIDを活用してテスト配信したところ、iOSデバイスにもターゲティング広告を配信できたことで、imp(インプレッション)数やCV(顧客転換)数が増加し、CVR(顧客転換率)が約2.7倍、CPA(顧客獲得単価)は約40%改善する結果が得られた。
GDPR(EU一般データ保護規則)や、CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)でデータ収集・活用規制が強化され、閲覧履歴を共有する3rd Party Cookieでのターゲティング広告が問題視された。Appleはブラウザ「Safari」で20年3月に3rd Party Cookieをブロックし、Googleもブラウザ「Chrome」で24年まで延長するもののサポート終了方針を示しており、3rd Party Cookieに代わる対策が広告配信に求められている。
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オリジナル記事:インティメート・マージャーの「IM-UID」をSMNが提供するDSP「Logicad」に技術提供
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