セキュリティソフト「Internet SagiWall」(詐欺ウォール)を提供するBBソフトサービスは、2023年7月度のインターネット詐欺リポートを発表した。詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計し、詐欺サイトの動向を分析した内容となっている。
詐欺サイト検知数が再びプラス傾向に
それによると、2023年7月における「詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数」は598万3,113件。5月から大きく減少した6月と比較し21万7,840件増加しており、再びプラス傾向に転じている。
ブランドで見ると、7月度も「イオン銀行」のフィッシングサイトが1位だったが、実数ベースでは3分の1まで減少。一方でAmazonは12ポイント増加し、実数ベースで2倍以上となった。
カテゴリ別を見ると、イオン銀行の報告数が減少したことで「銀行」カテゴリ全体が20ポイント以上も減少。一方で例年7~9月にかけてはボーナス商戦や夏休み需要などを狙うネット詐欺が増加するため、引き続き金融系の詐欺には注意が必要だ。
また外出機会・旅行需要が増えるため、「えきねっと」などの交通系を狙ったフィッシング詐欺も勢いを増す。夏休みが終了しても、シルバーウィークや年末帰省が控えており、ネット注文などの利用時には注意してほしい。
調査概要
- 【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL
- 【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4。および以上)
- 【調査時期】2023年7月25日
- 【調査URL数】計98件
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オリジナル記事:ネット詐欺の最新動向、Amazon詐欺サイトが実数ベースで2倍以上に増加【詐欺ウォール調べ・7月度】
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