GMOインターネットグループ傘下でECソリューション事業のGMOメイクショップは、高齢者向けに生成AI(人工知能)による対話型コマースを利用した買い物支援の実証実験を香川県坂出市で11月1日に始める、と10月5日発表した。米国オープンAIの生成AI「ChatGPT」のAPIを搭載した音声対話型のオンラインショッピングシステムを使い、操作性や有効性を調べる。
坂出市、坂出商工会議所、同市でケーブルテレビや通信事業を手掛けるKBNと連携し、高齢化率が高い同市王越町で2024年1月まで実施。サービス実現を目指す。生成AIを使った対話型コマースの実証実験を自治体と行うのは国内初という。4者で10月5日に協定を結んだ。同町は高齢化率61.6%と人口の半数以上が高齢者で、買い物弱者の問題が深刻化している。
坂出市王越町の約350世帯から参加者を募集して実証実験する。利用者はタブレットに話しかけることで、AIが勧める日常生活に必要な食材などの商品が注文できる。複雑な操作が不要なため、ECサイトやネットスーパーを使えない高齢者でも容易にオンラインショッピングが可能。注文先のECサイトの構築・運営は地元商店に協力を依頼し、販売機会を増やす。
GMOメイクショップは、対話型コマースのシステム開発と、同社のECサイト構築システム「makeshop byGMO」の提供による専用ECサイト構築支援を行う。坂出市は実証実験の成果を市の高齢者支援施策に活用することを検討。坂出商工会議所は賛同する企業を募り、KBNは参加者の募集とタブレットや通信環境の提供、操作説明などの参加者サポートを担当する。
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オリジナル記事:GMOメイクショップが高齢者向けに生成AIによる対話型コマースでの買い物支援の実証実験
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