MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、「2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表した。60歳~79歳の全国の男女10,000人が予備調査に回答、スマホメイン利用者500人、スマホ利用検討者358人、スマホ利用未検討者500人が本調査に回答している。
シニアの乗り換え先キャリアの選び方、料金より「安心感」がポイント
まず「モバイル端末の所有」について聞くと、所有率は94.5%。端末内訳は「スマートフォン」91.9%、「フィーチャーフォン」5.0%、「ガラホ(4G LTEケータイ)」3.1%だった。2012年から行っているシニア調査において、初めてスマホ所有者の割合が90%を超えた。
フィーチャーフォンもしくはガラホのみ利用している710人を対象に、「スマホへの乗り換え意向」を聞くと、「いますぐにでも乗り換えたい」2.5%、「いますぐにではないが、乗り換えを検討している」35.6%で4割近くが乗り換えを検討している。
スマホメイン利用者8,685人を対象に、現在契約している通信会社を聞いたところ、「docomo」27.4%が最多で、以下「Y!mobile」「MVNO」13.0%、「au」12.7%など。これら4社合計だけで66.1%と、3人に1人を占める。
また現在はフィーチャーフォンもしくはガラホのみ利用しているがスマホへの乗り換えを検討している358人に、「契約を検討している通信会社」を聞くと、「現在と同じ通信会社のままスマホに乗り換えたい」は27.4%で、「乗り換えを検討している通信会社がある」26.0%、「特に決めていない」46.6%と多くの人がキャリアの変更も視野に入れている。
乗り換えを検討している通信会社がある93人に、「契約を検討している通信会社」を具体的に聞くと、「楽天モバイル(最強プラン)」18.3%が最多で、「docomo」「Y!mobile」各14.0%、「au」11.8%がそれに続いた。
スマホを持っている8,643人に、「現在利用しているスマホの通信会社を選んだ理由」を聞くと、「通信料金が安いから」31.5%、「ちょうどよい料金プランがあるから」24.9%、「家族が同じ通信会社を利用しているから」23.6%が上位。
一方、スマホ移行検討者790人に「スマホの契約を検討している通信会社を選んだ理由」を聞くと、「家族が同じ通信会社を利用しているから」20.4%ともっとも多く、「安心できる会社だから」17.6%、「以前から利用していた通信会社と同じだから」15.3%など、“安心感”を重視している様子がうかがえた。
調査概要
- 【調査対象】予備調査:60歳~79歳の全国の男女、本調査:スマホメイン利用者、スマホ利用検討者、スマホ利用未検討者
- 【調査方法】インターネット調査(GMOリサーチが提供する海外パネルを利用)
- 【調査時期】2023年8月25日~28日
- 【有効回答数】予備調査:10,000人、本調査:1,358人(スマホメイン利用者500人、スマホ利用検討者358人、スマホ利用未検討者500人)
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オリジナル記事:ついにシニアでもスマホ使用率が9割超える、キャリアシェア上位は「ドコモ」「Y!mobile」「MVNO」【MMD研調べ】
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