ソニーグループ傘下のソニーネットワークコミュニケーションズは、AI(人工知能)予測分析ツール「Prediction One(プレディクションワン)」で、ユーザーに改善方法を提案するヒント機能を生成AIで強化した、と10月11日に発表した。ユーザーが投入したデータに基づいてカスタマイズされた改善方法を提示する。ユーザーは提案されたヒントから追加すべきデータ項目や類似のユースケースを確認して予測分析の精度を向上できる。
予測分析は、①過去の実績などのデータをツールにインポートしてモデルを作成する「学習」、②モデルの精度や寄与したデータ項目を精査する「評価」、③将来の結果を予測する「予測」――の3段階がある。精度の高い予測を実行するには、③の「学習」で有効なデータを投入してモデルの精度を向上させることが重要。この「学習」でヒント機能を利用することで、スムーズに「評価」「予測」に移行できるようサポートする。
Prediction Oneは、機械学習などの知識がなくても簡単な操作で予測分析できるツール。大規模言語モデル(LLM)を含んだMicrosoftの「Azure OpenAI Service」を利用し、高水準のセキュリティで機密性を保ちながらヒント機能を強化した。「予測分析でどのようなデータをそろえればよいか」との声がユーザーサポートに寄せられたことから、生成AIを実装。最適な情報を即時にリストアップしてユーザーに提案できるようにした。
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オリジナル記事:ソニーのAI予測分析ツール「Prediction One」のヒント機能を生成AIを活用して強化
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