会話の間を埋めるだけの音声、Z世代では少なめ
コグニティ株式会社は、各社内外での世代間コミュニケーションの差をAIによって検定した結果をまとめた「Z世代のコミュニケーション特性 2024」を発表した。
まず二者択一/三者択一など選択肢の少ない「CLOSED質問」について、Z世代に対して上司は、1on1の状況で増やしてしまう傾向が見られた。Y世代19.1回に対して、Z世代には27.3回と43%増だったという。Z世代の1on1の時間が平均26.5分であることを考えると、この数値は約1分に1回はCLOSED質問をしており、Z世代向けの1on1が上手くいっていないと推察される。会話量についても、全体の半分を下回るのはZ世代のみだった。
売り手としてのセールストークの特徴を見ても、Z世代の営業トークは、圧倒的にCLOSED質問が多く、会話が成立していない。
営業トークでは、「えー・えっと」といった、会話の間を埋めるだけの音声は、「フィラー」と呼ばれ避けられている。1トークに出るフィラーの数を見ると、Z世代の営業トークは、フィラーの数がその他世代の半数だった。慎重に会話しているとも思えるが、この調査ではそもそも発言量が少ない・発言のスピードが遅いといった指摘がされている。
調査概要
- 【調査対象】「対象者の年齢」がわかっている7社・計435トーク
- 【調査方法】CogStructureを使った「COG-VIEW」分析
- 【調査時期】2022年8月16日~2023年12月11日までに録音されたデータ
- 【調査シーン】対象者と上司との1on1:n=155、対象者自身のセールストーク(ロールプレイング+実商談):n=280
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オリジナル記事:AIが検出、Z世代に対して上司は1分に1回「詰問調」になっている【コグニティ調べ】
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