サイトエンジンは、コンテンツマーケティングの実施状況に関する調査を行った。企業のデジタルマーケティング担当者192名にアンケートを実施し、BtoB・BtoCに分けてデータを抽出している。
コンテンツ更新頻度は「週2~4回」が最多、「週1回以上」は75%超
まずコンテンツ更新の頻度について聞くと、BtoB・BtoCともに週2~4回更新している企業が最も多い結果となった。いずれにおいても、75%以上の企業が週1回以上更新している。
「コンテンツ更新の頻度を上げられると思うか」を聞くと、BtoB・BtoCともに8割近くが「上げられる」と答えた。また「更新頻度を上げられない場合、その理由は何か」という質問では、5割以上の企業が「時間がない」、4割以上の企業が「人が足りない・記事ネタがない」と答えた。
BtoBではメルマガやSEO、BtoCではSNS運用に注力
「2022年に実施したコンテンツマーケティングは何か」を聞くと、BtoB企業では「メルマガ」「SEO記事」「動画」「ホワイトペーパー」などの実施が多かった。一方で、顧客数の多いBtoC企業では、拡散に向いている「SNS運用」が51.5%と最も多かった。
「コンテンツマーケティングに使用しているチャネルはどれか」を聞くと、BtoB・BtoC企業ともに「自社Webサイト」や「SNS」の利用が多かった。
「どのSNSを利用しているか」について聞くと、手軽さと拡散性の高い「Twitter」が最も多く、以下「Instagram」「Facebook」と続いた。Facebookについては、BtoBよりもBtoC企業により精力的に利用されていることが明らかになった。
Webサイト運営に「成功している」と感じる割合、BtoBとBtoCで差
「コンテンツマーケティングの効果測定に使用している指標」について聞くと、Webサイトのトラフィックやエンゲージメントなど、Webサイト運用についての指標を重視する傾向が見られた。
また、コンテンツマーケティング目標に関して、「非常に成功している・ある程度成功している」と感じている企業の割合を調べると、BtoB企業では73%が「成功している」としたのに対し、BtoC企業では48%と、25ポイントの差があった。
コンテンツマーケティングについて改善すべきポイントを聞くと、BtoB・BtoC企業のいずれも「専門知識のある人員」「業務時間」が上位となった。
コンテンツマーケティングの予算は「月301万円~500万円」が最多
月々の予算について聞くと、BtoBとBtoC企業とも「301万円~500万円」が最も多かった。また、人数の多い企業ほどコンテンツマーケティングに予算をかけている傾向が見られた。
2023年の投資予定を聞くと、BtoB企業では「SEO対策」や「記事制作」「サイトリニューアル」など、Webサイトを使った集客に注力していた。一方で、BtoC企業では「コミュニティの構築」や「SNS運用」といった、顧客との関係作りを重視する意見が多かった。
調査概要
- 【調査期間】2022年10月30日~2022年11月1日
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査機関】自社調べ(調査ツールFastask使用)
- 【調査対象】コンテンツマーケティングを実施している企業のデジタルマーケティング担当者192名
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オリジナル記事:BtoB・BtoC企業、コンテンツマーケティングにかける月々の予算「301万~500万」が最多【サイトエンジン調べ】
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