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CMS刷新でPV30%増、問い合わせ50%増 自社の“強み”をWebサイトで表現する方法

[AD] ドローンを活用したロボティクス・ソリューションを提供するブルーイノベーション社は、自社Webサイトに、CMSの使いづらさ 、制作担当者ごとのページデザインのばらつき、ディレクトリ構造でのコンテンツ管理ができないといった複数の課題を抱えていた。 そこで同社は、2022年に自社Webサイトの全面的なリニューアルを実施。「マニュアルを必要としない使いやすさ」をコンセプトとするCMS「Web Meister(ウェブ・マイスター)」に乗り換えた。その結果、Web制作スキルや更新作業の経験がない社...
サイト企画/制作/デザイン

Figma×Googleが、デザイン人材育成をサポート! 日本の小中高の学校に教育プログラムを無償提供 | 進化が止まらない! 最新ツール

デザインプラットフォームのFigma(フィグマ)は9月29日、Google for Education向けにFigmaが提供する教育プログラムを、日本国内の小中高の学校へ展開することを発表した。今後はGoogleの管理コンソールを使用してFigmaエンタープライズのライセンスを無料で導入、管理できるようになる。 学校に無償提供し、デジタル人材育成の裾野を広げていくFigma Japanにねらいを聞いた。 (左から)Figma Japan カントリーマネージャー 川延浩彰氏、教育機関プロ...
サイト企画/制作/デザイン

アドビが生成AI「Firefly」を搭載した「Adobe Photoshop web版」を正式リリース

最も頻繁に使われる機能の大半をweb版に搭載、webベースの制作ワークフローを効率化 米国アドビは、生成AI(人工知能)機能「Adobe Firefly(ファイアフライ)」の「生成塗りつぶし」と「生成拡張」を搭載した画像編集ツール「Adobe Photoshop web版」を正式リリースした、と9月27日発表し、日本語抄訳を9月28日に公開した。Adobe Photoshopを含んだ「Adobe Creative Cloudプラン」のすべてでweb版を提供する。ダウンロードやインストールの必要なく、...
API

ゲッティイメージズが生成AIツール「Generative AI by Getty Images」を提供

ゲッティイメージズ保有のクリエイティブコンテンツで学習、安全な商用利用が可能 画像ライセンス事業の米国Getty Images(ゲッティイメージズ)は、保有するクリエイティブコンテンツ素材と最新のAI(人工知能)技術を組み合わせ、安全に商用利用できるAI生成ツール「Generative AI by Getty Images」を提供する、と9月25日(現地時間)に発表し、日本法人のゲッティイメージズジャパンが日本語訳を26日に公表した。サービスサイトの「GettyImages.com」経由や、APIを...
サイト企画/制作/デザイン

Googleが日本語を自動改行する「BudouX」をオープンソース「GitHub」で公開

文節単位の分かち書きで分かりやすく改行、軽量サイズのライブラリを機械学習で開発 Googleは、日本語を文節で区切って改行して読みやすくするオープンソースの分かち書き器「BudouX」を開発者向け日本語公式ブログ「Google Developers」で9月24日に紹介した。開発者向け共有サービス「GitHub(ギットハブ)」で公開し、日本語と中国語(簡体字、繁体字)をサポートしている。 文節単位の分かち書きで自動改行を実現 BudouXは、Webなどさまざまなプラットフォームで自動改行するラ...
ウェブ版

Adobeが画像生成AI「Adobe Firefly」の商用利用を可能に、ウェブ版の一般提供を開始

β版を終了、各種ソフトのAdobe Firefly搭載機能は「Adobe Creative Cloud」に統合 米国Adobeの日本法人、アドビは、米国本社が同社の画像生成AI(人工知能)「Adobe Firefly」の商用利用を可能にしたことを9月13日に発表した、と同日公表した。ウェブアプリのAdobe Firefly ウェブ版の一般提供を始めた。日本語を含む100以上の言語によるテキストプロンプト(指示文)に対応している。約6カ月、β版を提供してきた。 「Adobe Photosho...
Web担当者/仕事

日本国内のグローバル化に適したWebサイトでの情報発信とは? グローバルB2B製造業から学ぶ「多言語Web戦略」 | WOVN MX Blog 特選記事

Wovn Technologies株式会社は、2023年6月16日に「GLOBALIZED B2B 製造業」を開催し、「海外展開を加速する多言語Web発信とは」をテーマにセッションをお届けしました。 当セッションでは、株式会社松井製作所 CXデザイン部 主事補 長谷川 翔一 氏を迎え、「グローバルへの情報発信に向けたWebサイトの最適化」と題して、日英中サイトにおける複雑な運用を解消し、自動運用を実現するサイト制作のポイントについてお話を伺いました。本レポートではその内容をご紹介します。 ...
Web担お悩み相談室

「海外とデザインセンスが違う…」、外資系Web担が本社を説得させ、ローカライズを任せてもらうには? | Web担お悩み相談室

ウェブパン 読者から寄せられた仕事の悩みをウェブパンが代わって解決するパン! 今回は、外資系企業での悩みを解決するパン! 読者からのお悩みを解決するパン! 読者のお悩み 外資系企業でWeb担をやっています。Webプラットフォームやデザイン、コンテンツは全て海外担当部門が決定し、こちらには編集権限はなく、リクエストを上げて修正してもらうような運用形態です。 特にコンテンツ内の画像デザインについては、日本人からみると理解しがたいトリミングやレイアウトになることが多く、都度修...
SEO

「WixはSEOが弱い」は昔の話! グーグルも認めた進化と、知識ゼロでもSEOできる3つの機能を大公開 | 進化が止まらない! 最新ツール

「Wix.com(ウィックス、以下「Wix」と表記)」は、プログラミングやWebデザインの知識がなくても、ホームページが作成できるプラットフォーム。無料で始められるため、個人事業主や小規模ビジネスをはじめとした方々の強い味方となっている。 そんなWixは「SEOに弱い」と聞いたことがある人もいるのではないだろうか。実際、インターネットで検索すると、そのように書かれた記事が出てくる。 しかし近年は“SEOの民主化”を掲げ、次の3つの機能をリリースしている: SEOダッシュボード SEO...
3DCG

大日本印刷がバーチャルプロダクション向け3DCGデータ提供、地域の文化資源を活用

まず「神田明神」、文化財の3DCGでの利活用ニーズの高まりに応えて映像業界を支援 大日本印刷(DNP)は、地域の文化資源を活用したバーチャルプロダクション用の高精細3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)データを映像制作会社に向けて提供を始める、と9月4日に発表した。まず「神田明神」(東京都)をソニーピーシーエルが運用するデジタル背景ライブラリー「BACKDROP LIBRARY」で公開。11月中旬以降に「仁和寺『金堂』」(京都府)の3DCGデータを提供して映像業界の支援し、地域活性化を目指す...
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Webサイトリニューアルの最難関!? 「RFP策定」の要点とは

[AD] 「Webサイトリニューアル徹底ガイド」ホワイトペーパーを無料でダウンロードできます 売上の増進、会社やブランドのイメージ向上などを目的に、Webサイトリニューアルを検討している企業は多いだろう。しかし複雑かつ高度化している現在のWebサイトのリニューアルは、非常に手間とコストのかかる大仕事だ。なかでも大変な作業とされているのが、協力会社にリニューアルの提案を要請するために使う文書「RFP(Request For Proposal:提案依頼書)」の策定である。 RFPには、ベン...
クリエイティブ

35歳以下のクリエイティブアワード「35 Creative & Communication Award」初開催

若手に経験と機会を提供、JAAのデジタルマーケティング研究機構とI.C.E.が共催 日本アドバタイザーズ協会(JAA)のデジタルマーケティング研究機構(DMI)は、35歳以下のビジネスパーソンを対象に実際の企業への企画提案を想定したクリエイティブアワード「U35 Creative & Communication Award(U35 C&CA)」を初開催する、と8月29日に発表した。デジタル系クリエイティブに携わる24社が加盟するInteractive Communication Ex...
IP

「note」の見出し画像を生成AIを搭載した「Adobe Express」でつくる機能を年内提供

noteとアドビが連携、テキスト入力でnoteの記事イメージぴったりな画像作成が可能に デジタルコンテンツ企画・制作・配信事業のnoteは、アドビと連携し、メディアプラットフォーム「note」で画像生成AI(人工知能)を搭載したデザインツール「Adobe Express」で記事の見出し画像をつくる機能を追加する取り組みを開始する、と8月29日に発表した。PC版で2023年内のリリースを予定している。画像生成AIを活用することで記事イメージにぴったりな見出し画像をだれでも簡単に作成することができるよう...
サイト企画/制作/デザイン

アドビが生成AI「Adobe Firefly」搭載の最新版「Adobe Express」の無料提供を開始

AIファースト設計、日本語でプロンプト入力、「背景削除」「トランザクション追加」も 米国アドビは、デザインツール「Adobe Express」の最新バージョンの一般提供をデスクトップ版で始めた、と8月16日(現地時間)に発表した。生成AI(人工知能)機能「Adobe Firefly(ファイアフライ)」(ベータ版)を搭載したAIファーストの思想で設計されたコンテンツ制作アプリで、あらゆるスキルレベルのユーザーが優れたコンテンツを手軽にデザインして共有できる。無料プランとプレミアムプラン(月額1078円...
Web担当者/仕事

グローバルサイトを2回リニューアルした川崎重工。ユーザー数が30%増加したWeb戦略とは? | WOVN MX Blog 特選記事

Wovn Technologies株式会社は、2023年6月16日に「GLOBALIZED B2B 製造業」を開催し、「海外展開を加速する多言語 Web 発信とは」をテーマにセッションをお届けしました。 当セッションでは、川崎重工業株式会社 ロボットディビジョン グローバル事業推進部 山下 まいか氏を迎え、「B2B 製造業だから必要なデジタルマーケティング ~川崎重工が実践したグローバルウェブ戦略とは~」と題して、グローバルサイトリニューアルの変遷と現地語対応についてお話を伺いました。本レポート...
AI

AIクリエイティブ制作ワークフローシステム「Creative Table PINGPONG」の運用を開始

アイレップ、制作時間最大40%削減、多様化・複雑化するクリエイティブのニーズに対応 博報堂DYホールディングスの子会社でデジタルマーケティング事業のアイレップは、クリエイティブ制作のワークフローに独自のAI(人工知能)技術を組み込んだシステム「Creative Table PINGPONG(クリエイティブテーブルピンポン)」を開発して運用を始めた、と8月9日発表した。生成AIの活用によってクリエイティブ制作時間の最大40%削減を目指す。 多様化・複雑化する広告クリエイティブのニーズに素早く対応し、広...
インタビュー

小さな会社のWebサイト構築には、やっぱりWordPressが最適?『いちばんやさしいWordPressの教本』の著者に聞いた | インタビュー

「Webサイト制作未経験なのに、会社のWebサイトを立ち上げるように言われた」――長い間、そのような人に手をさしのべてきた『いちばんやさしいWordPressの教本』の最新版が出版された。小さな会社のWebサイト構築に、WordPressが適している理由は何なのか? 本書の著者3名に、あらためてWordPressの良さと使用の際に気をつけるべきポイントを教えてもらった。 『いちばんやさしいWordPressの教本 第6版 6.x対応 人気講師が教える本格Webサイトの作り方』(著...
キービジュアル

ヴァリューズが新ブランドメッセージ「Data Intelligenceで 価値創造をともに」

データプラットフォーマーとしての強みを掲げてコーポレートサイトもリニューアル インターネット行動ログ分析・コンサルティング事業のヴァリューズは、コーポレートブランドメッセージを「Data Intelligenceで 価値創造をともに」と改めた、と7月19日に発表した。強みのデータプラットフォーマーとしてのデータ力、マーケティング力、新しい価値創造力、クライアントに寄り添う伴走力を新しいコーポレートブランドメッセージに落とし込んで掲げた。併せてコーポレートサイトもリニューアルした。 新コーポレート...
イベント/セミナー

Figmaの新機能がスゴい! バリアブル・開発モードなど Web制作“時短”の味方に!「Config 2023 現地レポ」 | 進化が止まらない! 最新ツール

Figma(フィグマ)が主催する世界最大級のデザインカンファレンス「Config(コンフィグ)2023」が6月21日・22日、サンフランシスコのモスコーン・センターで開催された。Webサイト制作を効率化する4機能が公表されたほか、AirbnbやNetflix、GitHubなどのトップクリエイター陣が登壇した。 本記事では現地に足を運んだ筆者が、最新の機能アップデートとAI活用を中心にお伝えする。 「Config 2023」の様子。 人気のトークセッションでは会場に希望者が入りきれないほ...
イベント/セミナー

開発不要でWebサイトを多言語化&海外SEOにも対応「WOVN.io」、どんなツール?【イベントレポ】 | 進化が止まらない! 最新ツール

グローバルサイトがあるが、更新が滞っている…… 英語だけでなく、中国語やフランス語などにも翻訳したい…… プロの翻訳家に頼んでいるが、発注や確認のやりとりに手間がかかる…… サイト内検索が外国語だとヒットしない…… グローバル化を試みる企業のWeb担当者は、このような課題に直面することがあるだろう。そんな言語の壁を解決する企業がある。それが、Webサイトの多言語化ツールを提供しているWovn Technologies(ウォーブン・テクノロジーズ)だ。 同社は6月16日、「GLOBA...
【レポート】Web担当者Forumミーティング 2023 春

「テンプレを使ってもダサい」を解決! Canvaで作る“センスに頼らない”デザインとは | 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2023 春

テンプレを使ってもデザインがダサい……。 バナーを都度、外注するのはコストがかかりすぎる……。 そんな悩みを解決する、ノンデザイナーにおすすめの無料デザインツールが「Canva」だ。 「Web担当者Forum ミーティング 2023 春」では、Canva社認定Expertのぺち丸氏が登壇。テンプレートでもプロっぽく仕上げるコツや、ビジネスに役立つCanva活用術を解説した。 Canva社認定Expert ぺち丸氏 ノンデザイナーの救世主「Canva」とは? Webサイトや...
カスタムトレーニング

アドビが生成AIを企業向けに提供する「Adobe Fireflyエンタープライズ版」発表

安全な商業利用が可能でコンテンツ制作を効率化、自社ブランド資産でトレーニングも 米国アドビは、ジェネレーティブ(生成)AI(人工知能)の「Adobe Firefly(ファイアフライ)」を企業向けに提供する「Adobe Fireflyエンタープライズ版」を6月8日(米国時間)に発表した。安全に商業利用できる生成AIで画像を作成・編集する機能を2023年下半期から提供する。強力な生成AIを搭載した新たなソリューションによって急増するデジタルコンテンツ需要に対応し、コンテンツ制作のコストを抑えて加速できる...
サイト企画/制作/デザイン

アドビが「Adobe Photoshop」に生成AIで「ジェネレーティブ塗りつぶし」機能を搭載

生成AI「Adobe Firefly」に機能追加、画像に拡張やオブジェクトの追加・削除が可能に 米国アドビは、ジェネレーティブ(生成)AI(人工知能)の「Adobe Firefly(ファイアフライ)」に追加した「ジェネレーティブ塗りつぶし(Generative Fill)」機能を画像編集アプリケーションの「Adobe Photoshop」に搭載した、と5月23日(米国太平洋時間)発表し、日本語抄訳を公表した。簡単なテキストプロンプト(指示)で画像にコンテンツを数秒で追加、拡張、削除する。元イメージに...
AI

アドビがAI「Adobe Sensei」活用の「Adobe PDF Accessibility Auto-Tag API」発表

PDF文書を誰もが利用しやすい環境にするコンテンツ変換プロセスを簡素化・高速化 米国Adobeの日本法人、アドビは、米国本社が同社のAI(人工知能)・機械学習フレームワーク「Adobe Sensei」を活用した新たなAPI「Adobe PDF Accessibility Auto-Tag API」を5月17日に発表した、と5月18日公表した。これまでPDF文書を誰もが利用しやすい環境(アクセシブル)にするのに必要だったコンテンツ変換プロセスが簡素化・高速化できる。 PDF Accessibility...
サイト企画/制作/デザイン

ノーコードでWebサイトが作れる「Canva Webサイト」って何? どんなサイトが作れるのか聞いてみた

簡単に画像のデザインができるグラフィックデザインプラットフォーム「Canva」が、Webサイトも作れるツール「Canva Webサイト(Canva Websites)」を2022年9月に開始した。一体「Canva Webサイト」ではどんなサイトを作れるのだろうか? 向いているサイトやまだできないことなど、気になる実態をCanvaのJapan Country Manager 植山周志氏へのメール取材と、WebデザイナーでありCanva Japan認定講師の山本和泉氏にインタビューした。 「C...
【レポート】デジタルマーケターズサミット2023 Winter

たった3色で資料の説得力が変わる? センスのいい配色とビジネスに役立つ「トレンドカラー」とは | 【レポート】デジタルマーケターズサミット2023 Winter

ついつい同じような色を選んでしまいがちなビジュアルデザイン。センスのいい色がわからない、まとめられないなど、色の悩みはさまざまだ。しかし、「配色のコツ」を知るだけで、誰でも簡単にトレンド感のある資料や広告を作れるという。

デジタルマーケターズサミット 2023 Winter」に、累計17万部を突破した『3色だけでセンスのいい色』の著者ingectar-e代表の寺本恵里氏が登壇。センスのいい配色の基本から、ブランディングや商品開発にも役立つトレンドカラーを紹介した。

ingectar-e 代表 寺本 恵里 氏

カラーコーディネートの基本。まずは「3色にまとめる」

寺本氏はまず、さまざまな色を使ったデザインを例に出し、「配色によって見え方がどう変わるか」と視聴者に問いかけた。

【ビジネス資料】左は原色のみ、右は混色してトーンを合わせたもの
【バナー】色数の違いでまとまりに差がある

デザインは同じでも、「色数」が多いことで内容が伝わりにくくなり、ごちゃっとした印象になる。逆に、全体が3色以内でまとめられていると、訴求したい内容がわかりやすく伝わるという。

何色をどう合わせたら良いかわからない人は、まずは色数を少なくして3色に抑えることを意識してみてください(寺本氏)

まずは色数を抑えてみる! 3色でまとめよう。

この「3色にまとめる」というテクニックは、資料や広告のデザインだけではなく、ファッションやフードでも使うことができる。寺本氏は自身が運営しているカフェのメニュー開発においても、盛りつけは基本3色でまとめている。

トーンや色数に気をつけることで、スイーツがよりおいしそうに見える

また色のトレンドは、季節や時代によって変化するという。例として、2023年と2024年の「ピンク」の違いを紹介する。

2023年のピンク/2024年のピンク

2023年はパープルがかったくすみピンクやベージュに近いピンクが人気でしたが、2024年は青みがかった明るいピンクに変化。また2023年の春は、『コッパーカラー』というピンクがかったテラコッタのような色もよく使われています。環境問題への意識の高まりから、自然素材を意識した色合いがトレンドになる傾向です(寺本氏)

そもそも「色」って何? 「色相・明度・彩度」の三本柱

続いて、寺本氏は「色の基礎知識」について解説した。色を言語化する概念には、「色相」「明度」「彩度」の3つがあるという。

色相とは
  • 色相:
    色そのもののこと。色相環の対になる色同士を「補色」と言い、クリスマスの赤と緑はもっともコントラストの強い配色となっている。
明度・彩度とは
  • 明度:
    明るさの度合い。明度が高いと白に近づき、低くなると黒に近づく。
  • 彩度:
    鮮やかさの度合い。 彩度が高いほど鮮やかに、低いほどくすんだ色となる。
彩度を落とした色味

Z世代に人気の「くすみカラー」は、上図のような彩度の低い色味のことだ。寺本氏は「一見地味と思えるような色の組み合わせが、Z世代には新鮮なようです」と語った。また、ビジネスの場においても、色のイメージを伝える際、この「色相・明度・彩度」を用いて言語化するとわかりやすいという。

もしデザイナーさんに色のことを指摘する際は、「もっとピンクの彩度を低く、大人っぽい雰囲気に」「無彩色を合わせて抜け感を出したい」「明度を上げて柔らかく」というように伝えると、よりイメージに近づけると思います(寺本氏)

よく耳にする「トーン」とは? 色を表すさまざまな言葉

色のトーンについて

「トーン」とは、明度と彩度が同じ色相のグループのことだ。上図では、縦の軸が明度、横の軸が彩度を表しており、それぞれのトーンには「ペールトーン」「ダークトーン」などの呼び名がついている。

純色、中間色、清色

また、「くすみカラー」を作り出すためには、「純色、中間色、清色」という概念がかかせないと寺本氏は話す。「純色」とは、白も黒も混ざっていない色のこと。最も鮮やかな彩度の色で、色のトーンにおける「ビビッド」を指す。この「純色」を元に、白を混ぜると「明清色」、白と黒の両方(灰色)を混ぜると「中間色」、黒を混ぜると「暗清色」となる。

流行のくすみカラーを作るには、純色に灰色を混ぜるのが良いのがわかりますね(寺本氏)

色にもTPOがある? 各トーンのイメージとよく使われる場面

では、それぞれの色相グループにはどのような特徴があるのだろうか。寺本氏は、各トーンのイメージや使われやすい場面について解説した。

ペールトーン/ライトグレイッシュトーン

ペールトーン/ライトグレイッシュトーン

ペールトーンはフェミニンで淡く、柔らかい印象のグループだ。ベビー用品やコスメによく使われている。ライトグレイッシュトーンはトレンドのくすみカラー。オーガニック系サロンやフードにも用いられることも多い。

ライトトーン/ソフトトーン

ライトトーン/ソフトトーン

ライトトーンは明るく、澄んだイメージで、キッズ用品によく用いられる。ソフトトーンはややくすんだ優しい色合いで、Z世代向けのファッションに取り入れられることが多い。

ブライトトーン/ビビットトーン

ブライトトーン/ビビットトーン

ブライトトーンは元気で華やかな印象。セールやエンタメ、イベント向き。ビビットトーンは最も彩度が高く、POPで派手なイメージ。目立たせたいポスターやエンタメ関連、またアクセントカラーとしても。

ストロングトーン/ディープトーン

ストロングトーン/ディープトーン

ストロングトーンはその名の通り、力強く情熱的な色味。アクティブなイベントやカジュアルな表現に向いている。ディープトーンは濃く深いイメージ。音楽やアート、和のシーンにも使われている。

ダルトーン/ダークトーン

ダルトーン/ダークトーン

ダルトーンは落ち着いた大人っぽいイメージ。秋っぽい雰囲気やレトロな表現に用いられる。ダークトーンは暗く、グラマラスな印象。夜のイメージで、BARやクラブなどに向いている。

トーンの特徴を理解しておくと、ライトな感じ、ソフトな感じ、グレイッシュでもっと渋く……など、思い描いている色を伝える時にも役立ちます。ぜひ各トーンのイメージを深めてみてくださいね(寺本氏)

冷たい? 温かい? 色が人間に与える影響を知ろう

また、色は人間にさまざまな影響をもたらすという。寺本氏は、「色の影響力は、大きく分けて3つあります」と語った。

色が与える影響と効果について

まず、「心理的効果」だ。これは対象を色で認識させやすくする力のことで、大手コーヒーチェーン店は深いグリーン、牛丼屋はオレンジといったように、人々がブランドを認識する「ブランドカラー」もこの心理的効果によるものといえる。

次に、「生理的効果」だ。神経や細胞に働きかけて、心拍数を変化させたり、ホルモンの分泌を促したりすることができる。

最後に、「感情的効果」。これは気分や感情への影響力のことで、色によって「温かさ/冷たさ」「明るい気分/暗い気分」などを呼び起こすことができる。

色の影響力を知れば、見ている人の気持ちを誘導することもできます。プレゼン資料やWebサイトを作る際は、人の心を動かす色を考えてみましょう(寺本氏)

色彩心理 暖色と寒色

生理的効果の中でも日常的によく使うのが「暖色」と「寒色」だ。色相の赤から黄色までを暖色、紫から青緑までを寒色という。たとえば、背景が青色のコーヒーは冷たく感じ、赤色のコーヒーは温かく感じる。こういった感覚は「知的感情」といい、「好き/嫌い」といった個人の好みとは別に、万人が共通してもっているものだ。

色彩心理 軽重感

また、色の明度は見た目の重量にも影響する。明度が高ければ軽そうに見え、逆に低ければ重そうに見える。これを色の「軽重感」といい、黒は白の約1.9倍も重く見えるという。

ダークトーンは『伝統的』『高級感』を感じさせる色でもあるので、たとえば高級な和菓子の箱などが重い色だと、中に大切なものが入っているという印象を与えることができます。逆に、見た目の軽快さを重視する新幹線は、白が基調ですね(寺本氏)

オシャレな配色のコツは「カラーバランス」にあり

続いて寺本氏は、「配色」の説明に移った。どうすれば「3色だけでセンスのいい色」を作り出すことができるのか。配色のコツは、「カラーバランス」にあるという。

カラーバランス

3色だけの配色を効果的に見せるために、各色の面積比をベースカラー、アクセントカラー、サブカラーに分けます。面積比率はデザインにもよりますが、ベースカラーが7割、サブカラーが2.5割、アクセントカラーが0.5割が美しい配色のバランスとも言われています(寺本氏)

ベースカラーは全体の印象を決める土台の色だ。サブカラーはそこにニュアンスを加え、イメージの表情を豊かにする役割で、ベースを補うような色を選ぶとよい。アクセントカラーは強調色で、コントラストや明度差によって全体を引き締めてくれる。

配色を考えるときに大切なことは、『相手の感情に合わせた色の選択をすること』です。見ている人の気持ちに合わない色を使うと、不快感を与えてしまうことがあります(寺本氏)

センスのいい配色の例として、寺本氏は「ビジネスシーンで使える3色」を紹介した。

森林浴でリフレッシュ

「森林浴でリフレッシュ」をテーマにグリーンでまとめた配色。信頼感のある深いグリーンと、ストロングトーンの黄緑アクセントで明度差をつけている。

地球を感じるクリーンカラー

「地球を感じるクリーンカラー」をテーマにした配色は、流行りのサスティナブルをイメージ。ネオンカラーの水色が効いている。

クールなビジネスブルー

こちらは「クールなビジネスブルー」がテーマ。彩度の低いダークトーンの紺色に、ストロングトーンのパキッとした青、彩度の高い爽やかな水色をアクセントカラーにおいている。

情熱的でエネルギッシュ

「情熱的でエネルギッシュ」がテーマの配色。躍動感と勢いを感じさせる赤をベースカラーに、アクセントとして無彩色のグレーを入れることで、よりスタイリッシュな印象になっている。

優しいくすみナチュラル

こちらは「優しいくすみナチュラル」にぴったりな配色。白や黒にしがちなアクセントカラーをあえて「ライトグレー」にすることで、グッとオシャレな雰囲気になる。

今年のトレンドカラーは「VAVA MAGENTA」「ルミナスイエロー」

では、2023年はどんな色が流行るのだろうか。寺本氏は、2つの代表的な機関から発表された「今年のトレンドカラー」について紹介した。

PANTONE 2023 COLOR OF THE YEAR

まず、アメリカに本社をおく色見本の企業PANTONEから発表された色は、「VAVA MAGENTA(ビバ マゼンダ)」。パワフルで力強く、自己表現や自己実験の自由を促す色だ。

すごく情熱的で、リッチで大胆なビビッドなカラーですね。活力やエネルギーを感じます(寺本氏)

2023年の色/日本流行色協会

日本流行色協会(JAFCA)からは、「ルミナスイエロー」が挙げられた。

希望の光を感じさせるような、淡いトーンのイエローがとても綺麗ですね。ファッションでも肌なじみがよく、今年の春服でもトライできそうなカラーです(寺本氏)

2024年に注目するべきカラーとキーワードは?

寺内氏は最後に、2024年に向けて注目するべき4つのカラーとキーワードを挙げた。パリやドイツ、アメリカのトレンドの中から、よくテーマになっているものをピックアップして紹介する。

持続・変身・再生

「持続可能な」という言葉がすっかり定着してきた昨今。今後も「再生できる素材」が多く使われる傾向だという。

持続・変身・再生を3色で表すなら、赤茶色の土に光が当たったような明るいブラウン、しっとりとしたホワイトベージュ、穏やかな時間を感じさせるブルーグレーを提案します(寺本氏)

原始・自然との調和、異文化の民族

次に、「原始・自然・異文化の民族」といったキーワード。何千年と残る岩壁の層や異文化に対する敬意といったものに注目が集まっている。

原始的で自然がむき出しでありながら、温もりを感じるような色というのがポイント。日が昇る砂漠の砂に太陽の光と熱が当たるようなイメージで配色しました(寺本氏)

70年代、過去へのリスペクト

ここ数年続いているレトロ・ヴィンテージブーム。寺本氏は、さらに80年代から70年代へと遡ると考えている。提案された色は、ダークブラウン、モスグリーン、クリームベージュといった落ち着いた色合いだ。

今ではもう作り出せない70年代の記憶や経験に価値を見い出し、再発見していきます。クラシックなものには安心できる温かみもありますね(寺本氏)

没入感・触知的・動的

メタバースやWebサービス、ゲームの進化に伴い、動的で没入感のあるカラーに注目が集まっている。寺本氏は、オークパープル、バイオレットピンク、ディープマリンを提案した。 

テクノロジーと感情的な体験を融合させるようなサービスや商品が今後もどんどん出てきます。インパクトの強いカラーやビジュアルに注目です(寺本氏)

寺本氏は講演のまとめとして、「色を使いこなすために重要なことは、自分自身がどんな色にどんな感情を抱くのかを理解することだ」と話す。「色は言葉や形状と同じくらい強力なコミュニケーションツールです。広告や商品、あらゆるシーンで見る色に対し、自分がどう感じたかを言語化するように意識してみてください」と語り、セッションを締めくくった。

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Web担主催イベント 5/30火・5/31水開催。全30講演超の無料セミナー

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キリン、J リーグ、サントリーなどが語るWeb担春セミナーオンラインLIVE配信+リアル参加可能も一部可能!

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Web担編集部4/24 13:00
イベント/セミナー

Figmaが提唱する「良いデザインなくして良いDXなし」の真意、脱ハンコは現実となるか?

デザインプラットフォームのFigmaが3月14日、日本上陸1周年を記念して「デザイン経営2023」を開催。オンラインを含めて約1,000人が参加した。 Figma Japan カントリーマネジャーの川延浩彰氏をはじめ、Meta Japanのイアン・ スパルター氏やデジタル庁の鈴木伸緒(のぶお)氏らが登壇し、企業経営におけるデザインの重要性などについて解説した。 関連記事 FigmaでWebデザインを簡単に! Googleも採用する理由とは 待ってました! Figmaファン待望の日本語版...
BtoB

デジタルマーケティング研究機構が「第11回Webグランプリ」企業グランプリの受付開始

BtoB、BtoC、プロモーションサイト、コーポレートサイト、アクセシビリティの5部門 公益社団法人日本アドバタイザーズ協会(JAA)のデジタルマーケティング研究機構(DMI)は、「第11回Webグランプリ」の企業グランプリ部門の受付を4月3日から始めた、と同日発表した。申込は8月31日まで。一次審査は9月11日から29日、二次審査は10月10日から31日に行う。参加企業が互いに審査する「相互審査」形式で審査するため、1サイト応募と同時に審査委員3人を登録する(企画・制作・運営のパートナー企業も可能...
IP

アドビが新たな画像生成AI「Adobe Firefly」を発表、プライベートベータ版を公開

各アプリに統合して画像生成やテキストエフェクトを簡単な言葉で指示、商業利用が可能 米国アドビは、画像生成機能とテキストエフェクト(装飾文字)を中心としたジェネレーティブAI(人工知能)の「Adobe Firefly(ファイアフライ)」を3月21日(現地時間)に発表した。同時公開のプライベートベータ版で高品質な画像生成やテキストエフェクトを簡単な言葉で指示して体験できる。Fireflyは、クラウドアプリケーションを横断してアドビが開発するAI「Adobe Sensei」の一部になる。   プ...
UI

リコーが対話をリアルタイムにグラフィック変換する「piglyph」β版の提供を開始

ビジュアルコミュニケーションシステムのUI刷新、ルームの自由な作成・共有が可能に リコーは、ビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph(ピグリフ)」β版の提供を1月12日から始める、と1月11日に発表した。対話をリアルタイムにグラフィック変換してコミュニケーションを支援するシステムで、協業パートナーを中心に試験導入して開発してきた。顧客のフィードバックをもとに改良・開発を重ねて製品版の提供を目指す。 「piglyph(ピグリフ)」β版イメージ図 piglyph β版は、発言をリアル...
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