ナイル(マーケティング相談室)は、「ChatGPTと検索エンジンのユーザー検索行動」に関する調査結果を発表した。20~40代の男女2,204人が回答している。
ChatGPTに悩み相談する人が多い?
まず「何か調べたいときに利用したことがあるサービス」を聞くと、「検索エンジン」73.5%、「SNS」52.4%に次いで、「ChatGPT」16.6%があがった。
一方でChatGPT利用者の433人に「ChatGPTで得た回答に対して検索エンジンを利用したことがあるか」を聞くと、「ある」とした人は79.7%だった。現時点では、手放しでChatGPTの回答を信じる人は少なく、あらためて検索エンジンも使い、セカンドオピニオンを得ている人が多いようだ。
そこで「ChatGPTと検索エンジン、それぞれの利用目的」を聞くと、どちらも1位「趣味に関すること」、2位「仕事、勉強の情報収集」だったが、ChatGPTの3位以下は「プログラミング」37.3%、「歴史」28%、「悩み」27.3%だったが、検索エンジンの3位以下は「ニュース」41.1%、「知らない言葉、人物」40.7%、「料理のレシピ」39.2%と大きく異なった。
なお回答を得られるまでの検索回数を聞くと、ChatGPTは「2~3回質問を続けた」47.7%が最多だったが、検索エンジンは「1回の質問で答えがでた」39.1%が最多だった。ただしこれは、回答の正確性より、それぞれのサービスに対する“信頼”により行動が分かれた可能性が高い。
なお「ChatGPTに実際に入力した言葉」を聞くと、「一定サイズでトリミングし、保存するwindows用のソフト」「検索歴の高い、データ量の多い論文上位3つ」「Googleスプレッドシートを他のスプレッドシートとリンクさせるには」「春なのに肌寒い陽気だけどそんな日にぴったりな夜ご飯のメニュー」「当たりやすいロト6の番号」といったものがあがったという。
調査概要
- 【調査対象】全国の20~40代の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年5月1日~8日
- 【有効回答数】2,204人(20~29歳35.1%、30~39歳40%、40~49歳25%)
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オリジナル記事:ChatGPTは「検索」に不向き? 回答に対し「検索エンジンで調べ直した」約8割【ナイル調べ】
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