Googleコアアップデート2024年8月版、長い展開期間で小規模サイトの味方か?【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ

SEO
自己紹介
yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
自己紹介
yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。

Googleのコアアップデート展開が始まった。通常2週間のところ1か月かかるというこのアップデート、小規模サイトや独立系サイトにとって良い更新になるのではないかと期待されている。

ほかにも、PerplexityなどAI検索の現状、SEOにおける指名検索の重要度、AI Overviewの日本一般公開などなど、真夏のSEO魂に火を付ける情報をまとめてお届けする。

  • Googleコアアップデート2024年8月版の展開スタート、通常より長い展開期間で小規模サイトの味方か?
  • 2024年8月コアアップデートで、過去の意味不明順位ダウンからリカバリするサイトが続出
  • AI検索の成長: 注目すべき伸びだがグーグルを脅かすほどではない
  • 指名検索は2024年SEOの重要な要因!?
  • AI Overviewがいよいよ日本でも一般公開、オプトイン不要でだれでも利用できるように
  • あなたのサイトのためのSEOをSearch Consoleがアドバイス
  • ウェブサイトが反応するまでにユーザーが待てる時間は最大8秒、3分の1の人は3秒~6秒しか待てない
  • Googleサイト評判悪用ポリシーは 手動対策じゃダメ、アルゴリズムによる解決を
  • 検索行動2024: YouTube躍進、AI検索の夜明け
  • 人々の関心を掴め! Googleトレンド活用術 入門編
  • OpenAIの検索エンジン、SearchGPTのテスター現る。SearchGPTはどんな検索エンジンなのか?
  • Googleトレンドの急上昇中ページのデザインが一新、多くの新機能も追加
  1. 今週のピックアップ
    1. Googleコアアップデート2024年8月版の展開スタート、通常より長い展開期間で小規模サイトの味方か? 小規模・独立系サイトも正当に評価 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
    2. 2024年8月コアアップデートで、過去の意味不明順位ダウンからリカバリするサイトが続出 66%のサイトが回復を示す (Search Engine Roundtable) 海外情報
  2. グーグル検索SEO情報①
    1. AI検索の成長: 注目すべき伸びだがグーグルを脅かすほどではない グーグル検索ユーザー数はPerplexityの290倍と圧倒的な差 (SparkToro) 海外情報
    2. 指名検索は2024年SEOの重要な要因!? アップデート耐性もつく (ボーディー) 国内情報
    3. AI Overviewがいよいよ日本でも一般公開、オプトイン不要でだれでも利用できるように 検索トラフィックの減少が心配 (Google Japan Blog) 国内情報
  3. グーグル検索SEO情報②
    1. あなたのサイトのためのSEOをSearch Consoleがアドバイス 今のところはあまり役に立たないが改良に期待 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
    2. ウェブサイトが反応するまでにユーザーが待てる時間は最大8秒、3分の1の人は3秒~6秒しか待てない 反応が遅いと競合他社に流れる (Forbes Advisor) 海外情報
    3. Googleサイト評判悪用ポリシーは手動対策じゃダメ、アルゴリズムによる解決を アルゴリズムによる解決策がより効果的 (GSQi Blog) 海外情報
    4. 検索行動2024: YouTube躍進、AI検索の夜明け SEOにどのように活かせるか? (ナイルのSEO相談室) 国内情報
    5. 人々の関心を掴め! Googleトレンド活用術 入門編 Googleトレンドのエンジニアが解説 (Google Search Central on YouTube) 海外情報
  4. 海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ

今週のピックアップ

Googleコアアップデート2024年8月版の展開スタート、通常より長い展開期間で小規模サイトの味方か? 小規模・独立系サイトも正当に評価 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

グーグルは、コアアップデートの展開を始めたことを日本時間の2024年8月16日に告知した。

アナウンス記事と検索ステータスダッシュボードから、今回のコアアップデートには次のような特徴を読み取れる:

  • 展開完了までに最長で1か月かかる(これまで、ほとんどのコアアップデートは2週間程度)
  • 過去数か月に集まったフィードバックを改良に反映した
  • 小規模サイト、独立系サイトであっても独自の有益なコンテンツを作成していれば関連性をきちんと評価し上位表示する
  • 過去のアップデート以降にサイトが行った改善点をより適切に評価する

昨今のGoogle検索では大手サイトが検索結果の上位を占め、小規模サイトや独立系サイトは不利な傾向が年々強くなっていた(グーグルは否定していたが)。今回のアップデートでは、そうした傾向が緩和されることを期待できる。また、「サイトに実行した改善を適切に評価する」とのことである。これまでの大型アップデートの影響により順位が下がっていたサイトは回復を期待できる。

早くもランキング変動が確認されているようだ。とはいえ、アナウンスのように完了までに1か月程度かかるとしたら、早急な判断はすべきではないだろう。集めたフィードバックの反映と小規模・独立系サイトの評価も含むアップデートということで、今までにはない変化が2024年8月のコアアップデートには見られるかもしれない。

★★★★★
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

2024年8月コアアップデートで、過去の意味不明順位ダウンからリカバリするサイトが続出 66%のサイトが回復を示す (Search Engine Roundtable) 海外情報

展開が始まった2024年8月のコアアップデートは「サイトが実行した改善を適切に評価に反映する」とのことだった。過去のアップデートで検索トラフィックが減少していたサイトで回復する兆しがあるという報告が相次いでいる。Search Engine Roundtableが、そうした回復事例を数十件集めている。

また、リリー・レイ氏は、過去にヘルプフルコンテンツアップデートで悪影響を受けた、約200サイトの状況を簡易的に調査した(筆者補足: ヘルプフルコンテンツシステムは、現在はコアランキングシステムに統合されている)。この約200サイトのセットにおいて、2024年8月のコアアップデートの影響を受けたサイトの平均成長率は200%とのことだ。また66%のサイトが回復を示しているそうだ。

2024年8月のコアアップデートの展開の完了までに最長で1か月かかる。したがって早急な判断はすべきではない。とはいうものの、影響を受けてきたサイトには明るい兆しではある。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索SEO情報①

AI検索の成長: 注目すべき伸びだがグーグルを脅かすほどではない グーグル検索ユーザー数はPerplexityの290倍と圧倒的な差 (SparkToro) 海外情報

AI検索エンジンがグーグルの優位性に与える影響を、Datos(デイトス)とSonata Insights(ソナタ・インサイツ)が分析し、結果をSparkToro(スパークトロ)が公開した。

主な調査結果は、「トラフィック」「検索行動」「AI検索の広範な採用状況」に関するものだ。主要点をまとめると、次のとおりだ:

  • グーグルのPC検索の訪問数は2023年5月から2024年5月の間に1.4%と緩やかに増加した。一方、AI検索プラットフォームであるPerplexity(パープレキシティ)は同期間に42%と大幅な成長を遂げた。

  • この成長にもかかわらず、グーグルの検索ユーザー数はPerplexityの290倍と圧倒的な差がある。

  • Perplexityユーザーは全体的な検索頻度が少ない。1ユーザーの1か月あたりの検索(などの行動)数は、グーグルでは200回だが、Perplexityでは15回に過ぎない。

  • 大きな話題となっているにもかかわらず、従来の検索エンジンユーザーのうちAIプラットフォームを検索に利用しているのはわずか16.45%で、前年からわずか2パーセントポイントの増加にとどまっている。

  • 重要なのは、AIプラットフォームユーザーの99%が依然として従来の検索エンジンを利用していることで、「AI検索がグーグルに取って代わった」という考えは誤りである。

調査結果を公開したSparkToroのCEOであるランド・フィッシュキン氏は、次のように締めくくっている

  • AI検索は紛れもなく成長しているが、現実的な期待を持つことが大切

  • グーグルは依然として検索市場で支配的な地位を占めており、AIプラットフォームは市場シェアに大きな影響を与えていない

  • マーケティング担当者は、AI検索のような新興プラットフォームのみに焦点を当てるのではなく、ターゲットオーディエンスがすでに存在する確立されたチャネルを優先すべき

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

指名検索は2024年SEOの重要な要因!? アップデート耐性もつく (ボーディー) 国内情報

SEOにおける指名検索の重要性を、ボーディーの住太陽氏が主張した。

「指名検索」とは、ショップ名・会社名・サイト名・商品名などのブランドキーワードを含む検索のことだ。このサイトなら「Web担当者Forum」や「Web担」という検索だ。

住氏が指名検索を重要視するのは、次のような理由からだ:

Googleは指名検索されるブランドを、実際の人々によく知られ、関心を持たれているブランドであると理解し、順位を向上させます。一方で、指名検索されていないサイトの順位下落は止まりません。

つまり、指名検索を増やすことが検索結果全体の露出を増やすことに繋がるというのだ。逆に指名検索が少ないとランキングにマイナス影響を与える可能性がある。

指名検索を理解して効果をだしていくために、住氏は次のような構成で解説している:

  • 指名検索とは?
    • 知名度と関心度の反映
    • Googleの特許から
    • 検索順位との相関
  • 指名検索のSEO効果
    • ユーザー行動シグナルの改善
    • ブランドのE-E-A-Tの証明
    • 一般キーワードでの順位向上
  • 指名検索のないサイトの順位が落ちる
  • 指名検索を増やすためにできること
  • まとめ

指名検索は検索システムのアップデートの影響を受けにくい。「Web担当者Forum」で検索したのであれば、Web担の公式サイトが1位に表示されるはずだ(1位表示されないとしたら、明らかにグーグルがおかしい)。

そうした指名検索を増やすことが、他の検索にも影響するというわけだ(ちなみに、指名検索のボリュームを増やすことはアップデートへの耐性の強化にも役立つ)。

詳細は元記事で読んでほしい。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

AI Overviewがいよいよ日本でも一般公開、オプトイン不要でだれでも利用できるように 検索トラフィックの減少が心配 (Google Japan Blog) 国内情報

Google検索で「AI Overview」(AIによる概要)がいよいよ日本でも一般公開される(今まではSearch Labsから明示的にオプトインする必要があった)。

AI Overviewは米国では5月にすでに一般公開されていた。今後、日本・英国・インド・インドネシア・メキシコ・ブラジルの6か国にも拡大する。AI Overviewに対するユーザーの反応が良好なことも拡大に一役買ったようだ。

今後、数週間かけて段階的に展開する予定とのことだが、筆者の環境ではまだ確認できていない。

とはいえ、こんな懸念をもつ人もいるだろう:

AI Overviewが一般公開されると、検索トラフィックを奪われるのではないか。

これに関しては、(少しだけ)安心材料がある。AI Overviewが生成した概要の各段落にリンクアイコンが付く。このリンクアイコンをクリックすると、関連コンテンツが右側に表示される。もっと詳しい内容を知りたいユーザーや内容の正しさを確かめたいユーザーは、この関連コンテンツからあなたのサイトを訪問するだろう。

AIによる概要

トラフィックが減るどころか、逆に増える可能性も否定できない。期待しすぎはよくないが、サイトへのトラフィックを減らさないような仕組みをグーグルが考えてくれているのは事実だ。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!
グーグル検索SEO情報②
  • あなたのサイトのためのSEOをSearch Consoleがアドバイス
  • ウェブサイトが反応するまでにユーザーが待てる時間は最大8秒、3分の1の人は3秒~6秒しか待てない
  • Googleサイト評判悪用ポリシーは 手動対策じゃダメ、アルゴリズムによる解決を
  • 検索行動2024: YouTube躍進、AI検索の夜明け
  • 人々の関心を掴め! Googleトレンド活用術 入門編
海外SEO情報ブログの掲載記事から
  • OpenAIの検索エンジン、SearchGPTのテスター現る。SearchGPTはどんな検索エンジンなのか?
  • Googleトレンドの急上昇中ページのデザインが一新、多くの新機能も追加

グーグル検索SEO情報②

あなたのサイトのためのSEOをSearch Consoleがアドバイス 今のところはあまり役に立たないが改良に期待 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

Search Consoleに「推奨事項」という機能が試験導入された。「推奨事項」は、グーグル検索での表示機会を改善するための最適化案(要はSEO施策)を提供する。

たとえば次のような項目に関する最適化案がある:

  • 急上昇または急減少したクエリやページの確認
  • 構造化データの使用
  • サイトマップの追加

こちらは筆者が管理するプロパティに出てきた推奨事項だ:

※Search Consoleの「サマリー」ページで、「検索パフォーマンス」と「インデックス作成」の間に表示されるようだが、まだすべてのサイトで表示されるわけではない。
推奨事項
推奨事項

推奨事項は試験段階で、ゆっくりとしたペースで展開を進めている。また、サイトの状況に合わせて時間とともに変化する。推奨事項がない状態のときには表示されないため、昨日は出ていたのに今日は出ていないということもあるかもしれない。

筆者の感想としては、さほど役に立つとは思えない最適化案ばかりなのだが、今後、最適化案を調整し拡大していくとのことなので改善に期待したい。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

ウェブサイトが反応するまでにユーザーが待てる時間は最大8秒、3分の1の人は3秒~6秒しか待てない 反応が遅いと競合他社に流れる (Forbes Advisor) 海外情報

ウェブサイトの表示パフォーマンスに関する調査データを紹介する。

ホスティングサービス(レンタルサーバーサービス)に関する調査データの一部だが、次のようなことがわかる:

  • 調査対象となったサイト訪問者の平均としては、ウェブサイトの読み込みに最大8秒待つと回答

  • 回答者の3分の1近くが報告した2番目に多い許容時間は、わずか3秒~6秒

  • 遅いウェブサイトに不満を感じないとしたのは、回答者のわずか2%だけ

  • 回答者の97%が、遅い・反応が悪いウェブサイトには不満を感じると答えている

  • 企業のウェブサイトが読み込まない、または反応しない場合は競合他社にアクセスすると、43%のユーザーが回答

  • 66%が「HTTPS」セキュリティがないウェブサイトにはアクセスしないと回答

これらの調査結果を簡潔にまとめると次のことが言える:

  • 遅いウェブサイトは顧客を遠ざける ―― たとえ1秒であってもユーザーは遅い読み込み時間に我慢できない。パフォーマンスが悪いと競合他社に流れてしまう

  • セキュリティは重要 ―― HTTPSは信頼のために不可欠

ホスティングサービスを主題とした調査であるので、高速な配信とセキュリティを完備したホスティングサービスを選ぶことに結論がつながるのだが、ホスティングサービスを抜きにしても興味深い結果だったので紹介した。

この調査結果は、サイトの表示速度改善を社内で推進する際の補足資料などに利用できるかもしれない。

もちろん、米国での調査であるので日本にそのまま当てはめることはできない。それでも数字はともかくとして、読み込み速度とセキュリティをユーザーが重視する傾向は日本にも当てはまると筆者は考える。

この調査は、Forbes Advisor(フォーブス・アドバイザー)の委託により、市場調査会社OnePoll(ワンポール)が実施したものだ。2,000名のアメリカ合衆国在住の成人が調査対象だ。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

Googleサイト評判悪用ポリシーは手動対策じゃダメ、アルゴリズムによる解決を アルゴリズムによる解決策がより効果的 (GSQi Blog) 海外情報

いわゆる「寄生サイト」などのサイトの評判の不正使用への対応は、手動対策では問題がある。アルゴリズムによる解決が望ましい。

米国の敏腕SEOコンサルタントであるグレン・ゲイブ氏が述べた意見だ。

グーグルは2024年3月に「サイトの評判の不正使用」をスパムポリシーに追加し、2024年5月から施行を開始した。このポリシー違反にはまず手動による対策が実施され、違反サイトのディレクトリやサブドメインレベルでコンテンツのインデックス削除が行われた。

しかし、ゲイブ氏は手動対策の限界を指摘している。現在の手動対策アプローチには以下のような問題点があるという:

  • 回避可能 ―― サイト所有者はrobots.txtによるブロックなどの手法を用いて、検索からコンテンツを隠すことができ、手動による対応を潜在的に回避できる

  • 事後対応的 ―― 手動による対策は、サイトがすでにポリシーに違反した後に取られるため、違反コンテンツが一定期間高いランクを獲得できる

  • リソース集約 ―― 違反サイトを手動で特定しペナルティを課すには、グーグルのウェブスパムチームから相当の時間と労力が必要となる

  • 限定的な範囲 ―― 手動による対応は一貫して、あるいはグローバルに適用されない可能性があり、一部の違反サイトがペナルティを受けずに残ることがある

  • 一時的な効果 ―― noindexされたコンテンツは、noindexタグが一時的にでも削除されると再インデックスされる可能性があり、ランキングが再び上昇する原因となる

このような問題点が手動対策にはあるため、アルゴリズムによる解決策がより効果的であるとゲイブ氏は主張している。次のような利点がアルゴリズムによる対策にはあるという:

  • 効果性 ―― アルゴリズムによるアプローチは、ポリシーに違反するコンテンツを直接的にターゲットとするため、技術的な回避策を用いて対策を回避することが困難になる

  • 拡張性 ―― アルゴリズムは、手動による対応と比較して、はるかに大規模にサイトを分析し、ペナルティを課すことができる

  • グローバルな適用 ―― アルゴリズムによるアップデートは世界規模で展開できるため、さまざまな地域間で一貫した対策が可能になる

サイトの評判の不正使用ポリシーに対する検索システムの開発をグーグルは進めているとされている。ゲイブ氏は、次回のコアアップデートに統合される可能性があると推測している。

ゲイブ氏の言う「次回のコアアップデート」は、現在進行中の2024年8月コアアップデートに相当する。このコアアップデートで、「サイト評判の不正使用ポリシーに違反しているが手動対策から生き延びている寄生サイト」がどうなるかにも注目したい。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

検索行動2024: YouTube躍進、AI検索の夜明け SEOにどのように活かせるか? (ナイルのSEO相談室) 国内情報

インターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を、ナイルが公開した。

昨年の調査結果との比較もあわせて、特筆すべき結果として次を挙げている:

  • 「YouTube検索」が3位で、増加傾向
  • 「1回の検索で回答が出ず、複数回検索する」人は、約1/2に減少
  • 「検索後に他アプリへ移動する」人は、約1.6倍に増加
  • 検索エンジンで調べること、1位「知らない言葉、人物」2位「ニュース」3位「趣味に関すること」
  • 約4割が「関連キーワードを2~3回検索した」と回答

詳細は元記事を参照していただくとして、調査結果をSEOにどのように活かせるだろうか? たとえば、次のような解釈はどうだろうか?

  • YouTubeの重要性が高まる ―― YouTubeは検索プラットフォームとして3位(5.3%)に上昇し、前年比2パーセントポイント増となった。これは、日本のユーザーへのリーチにおいて、動画コンテンツの最適化とYouTube SEOがますます重要になる可能性を示唆している。

  • 複数回検索が必要なユーザーが半減 ―― 回答を得るために複数回検索する必要がある人の数が約半分に減少した。これは、検索エンジンが初回の検索でより関連性の高い結果を提供できるようになっていることを示している可能性がある。

  • 33.6%のユーザーが検索候補から選択 ―― オートコンプリートや関連キーワードの最適化は、有効なSEO戦略となりえる。

  • 人気の検索トピック ―― 検索エンジンを使用する主な理由は、未知の単語/人物を調べること(77.3%)、ニュース(47.1%)、趣味に関する情報(45.7%)だった。これらの分野に関するコンテンツを作成することで、より多くの検索トラフィックを獲得できる可能性がある。

  • 新たなトレンド ―― 現時点ではAI生成の回答を見るユーザーはわずか1.3%だったが、「AI Overview」が日本でも一般公開される。強調スニペットやダイレクトアンサー向けにコンテンツを最適化することが、この変化に役立つかもしれない。

調査は、全国の男女4017名を対象に、インターネット調査(Fastask)で実施したもの。回答者の年代別比率は「20歳台が27.4%、30歳台が32.6%、40歳台が24.1%、50歳台が10.5%、60歳以上が5.4%」。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

人々の関心を掴め! Googleトレンド活用術 入門編 Googleトレンドのエンジニアが解説 (Google Search Central on YouTube) 海外情報

Googleトレンドの活用方法をダニエル・ワイズバーグ氏が解説するYouTube動画シリーズの新着を紹介する。3本目の今回は、Googleトレンドのエンジニアであるハダス・ジャコビ氏も出演している。

Googleトレンドのメイン機能ともいうべきトレンド調査の使い方がトピックだ。キーポイントは次のとおりだ:

  • 一度に最大5つの検索キーワードを比較できる。互いに類似したキーワードを比較するのが最適

  • 検索は、場所、期間、カテゴリ、グーグルプロパティ(例: 検索、YouTube、ニュース)で絞り込める

  • 折れ線グラフは、検索した各キーワードの検索関心の推移を示す。また、各キーワードの平均検索関心を示す棒グラフも表示できる

  • グラフの山と谷は、検索関心が時間とともに変動していることを表す。これらのパターンを分析することで、季節的な傾向、ニュースイベント、その他、人々の検索行動に影響を与える要因を特定できる

  • 関連トピックと関連クエリも表示できる。関連トピックとは、検索キーワードに関連して検索されている他のトピックのこと。関連クエリとは、検索キーワードを検索する際に人々がグーグルに入力している具体的なフレーズのこと

キーポイントを挙げたが、日本語字幕を利用できるので自身で視聴してほしい。あなたのSEOに役立ちそうな機能が見つかるかもしれない。8分強なのでサクッと観られるはずだ。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ

OpenAIが開発中の検索プロダクトとGoogleトレンドの改良機能を今週はピックアップ

タイトルとURLをコピーしました