現在のGoogleは、JavaScriptやCSSも含めてレンダリングしたうえでインデックスしている。この処理に関する誤解(都市伝説)を、調査データと分析でVercelが検証している。テクニカルな内容だが、非常に興味深い。
ほかにも、「初期状態で隠れているコンテンツのインデックス」「中小企業のSEO戦略」「クリックとアトリビューションのその先」などなど、暑さに負けずあなたのSEO力を向上させる情報をお届けする。
- Googleレンダリングの都市伝説: JavaScript SEOの誤解と対策
- グーグル製ツールはウソつき!? アコーディオン内コンテンツがインデックスされていない
- 人手も予算も少なくても大丈夫! 中小企業のためのSEO戦略
- モバイルファーストインデックスで正規URLを「m.」のドメイン名に変更すべきか?
- Search Consoleの「表示回数」を徹底解説
- ランドが語る「クリックとアトリビューション、その先のデジタルマーケティング」
- Googleトレンドを使いこなすために知っておきたい基礎知識
- そのSEOを施策した理由は何? SEOは最優先の理由ではない!?
- 2024年7月のグーグル検索オフィスアワー: areaタグ内のURLの扱い方、MFIにおけるcanonical設定、ページ非表示のコンテンツの評価ほか
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- 多言語SEOの課題とベストプラクティス: hreflang, ccTLD, x-default, LDCP
- 今週のピックアップ
- グーグル検索SEO情報①
- グーグル製ツールはウソつき!? アコーディオン内コンテンツがインデックスされていない 技術的な実装が問題になる場合も (Brodie Clark on X) 海外情報
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- グーグル検索SEO情報②
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- 海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ
今週のピックアップ
Googleレンダリングの都市伝説: JavaScript SEOの誤解と対策 グーグルのレンダリング能力は進化している (Vercel) 海外情報
グーグルのレンダリングは、現代のウェブにとって素晴らしい性能を発揮する
グーグルのゲイリー・イリース氏がこんな誇らしげなコメントをリンクトインに投稿した。
その理由となった記事を紹介する。インデックスの段階でグーグルがJavaScriptをどのように処理しているかを検証した、Vercel(ヴァーセル)の記事だ。
JavaScriptを多用するウェブサイトをグーグル処理する方法について、いくつかの一般的な誤解(都市伝説)があるとして、ヴァーセルの記事は異議を唱えている。広範な調査とデータ分析を通じて、次の誤解を解明した:
誤解①「GoogleはJavaScriptコンテンツをレンダリングできない」
調査によると、JavaScriptコンテンツをグーグルが効果的にレンダリングしてインデックスできることがわかった。次のようなコンテンツでも問題なかったという:
- 複雑なシングルページアプリケーション(SPA)
- 動的に読み込まれるコンテンツ
- ストリーミングコンテンツ
- など
誤解②「GoogleはJavaScriptページには静的ページと異なる扱いをする」
JavaScriptを多用するページであっても、静的なHTMLページと根本的に異なる方法でグーグルが処理しているわけではないことを、調査結果が示している。
誤解③「レンダリングキューとタイミングがSEOに大きく影響する」
レンダリングキューは存在するが、その影響は以前考えられていたほど大きくない。ほとんどのページは数分以内にレンダリングされる(数日~数週間かかることは、ほぼない)。
誤解④「JavaScriptを多用するサイトはページ発見されにくい」
調査によると、SPAを含むJavaScript多用サイトであっても、グーグルによるページの発見において本質的に不利ではなかった。
この調査では、グーグルのレンダリングプロセスに関する貴重な洞察を得られている。元記事では、そうした情報を元に、開発者やSEO担当者に次のような推奨事項を提示している:
JavaScriptを活用する ―― JavaScriptフレームワークを活用してユーザーエクスペリエンスを向上できるが、パフォーマンスを優先し、グーグルのベストプラクティスに従う。
重要なSEO要素を優先する ―― サーバーサイドレンダリングや静的生成を使用して、重要なSEOタグやコンテンツを提供する。
リソースの可用性を確保する ―― レンダリングに必要な重要なリソースがrobots.txtによってブロックされないようにする。
コンテンツの更新を戦略的に処理する ―― 迅速な再インデックスが必要なコンテンツについては、サーバーレンダリングされたHTMLに変更が反映されるようにする。
内部リンクとURL構造を最適化する ―― 明確で論理的な内部リンク構造を作成する。重要なナビゲーションリンクは実際のHTMLアンカータグとして実装する(JavaScriptリンクではなく)。
サイトマップを活用する ―― 大規模なサイトや頻繁に更新されるサイトでは、サイトマップを使用する。サイトマップは定期的に更新する。
監視と検証 ―― Google Search Consoleを使って、Googlebotがページをどのように認識しているかを確認し、クロール統計を監視する。
JavaScriptを多用するページをグーグルが効果的にレンダリングできるのは、事実だ。しかし元記事では、「そのプロセスはより多くのリソースを必要とすることも念頭に置く必要がある」と注意を促している。アプリケーションのパフォーマンスを最適化し、不要なJavaScriptを最小限に抑えることが重要だというのだ。なぜなら、そうすることにより、クロールの効率が上がり、より多くのページがクロール・レンダリング・インデックスされる可能性があるからだ。
とはいえ、グーグルのレンダリングプロセスは今や特段意識すべきものではないとしたうえで、記事では次のように結論付けている:
開発者は、「グーグルのレンダリングプロセスに特別な配慮をする」ことに工数を割くよりも、「ユーザーにとって有益で体感速度も良好なWebアプリケーションを作る」ことに注力すべきである。
なぜなら、ページ表示速度は依然として重要なランキング要因であり、パフォーマンスを優先することで、より良いユーザーエクスペリエンスとSEOの改善につながるからだ。
ここでは主要点だけを紹介した。グーグルのイリース氏は読む価値がある記事だと絶賛している。JavaScriptを多用するサイトのウェブ担当者は開発者とともに元記事を読んでほしい。長い英語記事なので、翻訳ツールや生成AIを利用するといい。
- JSを多用するサイトのすべてのWeb担当者 必見!
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- 技術がわかる人に伝えましょう
グーグル検索SEO情報①
グーグル製ツールはウソつき!? アコーディオン内コンテンツがインデックスされていない 技術的な実装が問題になる場合も (Brodie Clark on X) 海外情報
「アコーディオンUIで初期状態では隠されているコンテンツであってもインデックスする」とグーグルは言っている。
しかし、たとえSearch Consoleで正常なレンダリングできていたとしても、必ずしも隠されているコンテンツがインデックスされるとは限らない。
オーストラリアのSEOコンサルタントであるブローディ・クラーク氏が、このように指摘した。
アコーディオン中のコンテンツがインデックスされていない問題がクライアントのサイトで発生したのだ。具体的には、FAQ(よくある質問とその回答)ページで質問と回答のセットを並べ、初期状態では質問文だけを表示していた。質問文をクリックするとその場で回答が開いて表されるのだが、その回答文のコンテンツがインデックスされていなかったというのだ。
グーグルの純正ツールで検証すると(URL検査ツールやリッチリザルトテスト)、確かにコンテンツは正常にレンダリングされていた。にもかかわらず、完全一致のsite:
検索で調べても、検索結果ではインデックスを確認できなかった。一方で、サードパーティであるAhrefs(エイチレフス) のPage Inspect ツールは問題を検出したという。
調査の結果、クライアントのケースでは、ウェブサイトの開発で使用された特定の実装方法が問題だったのだという。「コンテンツを隠す・表示する」部分の技術的な処理が根本的な原因だった。開発者はこれらの実装方法を更新し、意図した通りにコンテンツを隠すことで問題を解決したとのことである。
このトラブルからクラーク氏は次の教訓を共有している:
アコーディオン内のコンテンツは、グーグルのツールで確認して問題ない場合でも、実際にはインデックスされていない可能性がある
コンテンツがインデックスされているかどうかを確認するには、完全一致検索などの基本的なテストを行うことが重要
グーグルのツールだけに頼らず、インデックス状況を確認するために他の方法も併用するといい
アコーディオン内に重要なコンテンツが隠されている場合は、徹底的なテストを通じて確実にインデックスされるようにする
- ホントにSEOを極めたい人だけ
- 技術がわかる人に伝えましょう
人手も予算も少なくても大丈夫! 中小企業のためのSEO戦略 限られたリソースで存在感を高める (ボーディー) 国内情報
住太陽氏が「中小企業のSEO戦略」について説いた。
そもそもの「SEO戦略」を、住氏は次のように定義している:
SEO戦略とは、あなたの会社の存在感を高めるために、限られた経営資源をどんな施策にどれだけ投資するかを決めることです。
中小企業は利用できるリソースが限られているからこそ、特に戦略が重要だという。
主要なポイントは次のとおりだ:
SEO戦略は中小企業にとって特に重要である。限られた資源を効果的に配分するために必要不可欠
SEO戦略の目標は「ウェブ上での存在感」を高めること。これはグーグルが無視できない存在になることを意味する
SEOには主に3つの側面がある:
3つの側面とは、次のとおり:
- テクニカルSEO
- オンページSEO
- オフページSEO
中小企業は自社の強みや状況に応じて、これら3つの側面のバランスを調整すべき
コンテンツ作成が得意な場合はオンページSEOに、社交が得意な場合はオフページSEOに注力するなど、自社の特性に合わせた戦略が効果的
SEOは長期的な投資であり、短期的な成果に一喜一憂せず、長期的な視点で取り組むことが重要
施策を選択する際は、「この施策は人々にとって自社の存在感を増す効果があるだろうか」という視点で吟味すること
すべての会社に適用できる万能の戦略はない。各社の固有の状況に合わせてSEO戦略を組み立てる必要がある
限られた資源で効果を出すには、すべての施策を行うのではなく、戦略的に施策を選択することが重要
SEOの成功は、業界や地域での存在感の高まりで測ることができる
「SEOはするべきことが多すぎて手が回らない」と感じていたらぜひ読んでほしい。
- 中小企業のすべてのWeb担当者(オーナー) 必見!
モバイルファーストインデックスで正規URLを「m.」のドメイン名に変更すべきか? RWDへの移行を推奨 (John Mueller on LinkedIn) 海外情報
グーグルのジョン・ミューラー氏が、別々のURL構成のモバイルサイトでのアノテーションに関して注意を促した。
モバイル版URLをデスクトップ版の代わりにグーグルはインデックスするようになった。そのため、次のように考える人もいるだろう:
m.
(mドット)のURLを使用しているサイトは、モバイル版を正規URLとして設定し直すべきか?結論から言えば、変更する必要はない。
「グーグルがモバイルURLを正規として選択しているのだから、サイト側もそうすべきではないか」と考えるかもしれないが、それを実行に移すのは賛成しない。
そもそも、現在モバイル専用URLになっている場合は、時間と余裕があるのならばレスポンシブデザインへの移行を勧める。同じURLを使用することで、たとえ一部のページだけでも、物事がはるかに簡単になる。
ゼロから始めるなら、モバイル版を正規URLとしてインデックスするのは理にかなっている。
しかし、すでに存在してインデックスされているサイトならば、正規URLを「切り替える」のは非常に困難だ。次のような問題が発生するからだ:
- 長期間にわたって正規リンクを信頼できなくなる(モバイル→デスクトップ、デスクトップ→モバイルが混在)
- 新たに「
link rel alternate desktop
」が必要になる- グーグルだけでなくすべての検索エンジンが調整しなければならない
したがって、現状のままにしておくか(正規URLは変えない)、レスポンシブデザインへの移行を検討してほしい。
なお、ここでいう「正規URL」とは、HTMLまたはHTTPレスポンスヘッダーの「
link rel=canonical href=URL
」要素のことである。
強調しておくが、「レスポンシブウェブデザイン」または「動的配信」でモバイルサイトを構成している場合は、この注意喚起は無視していい。スマホ向けサイトとPC向けサイトを別々のURLで配信しているサイトだけに関係してくる話題だ。
別々のURL構成では、正規URLとしてPC向けページをrel="canonical"
で指定する。PCページからは、rel="alternate"
で対応するスマホ向けページのURLを指定する。
モバイルファーストインデックス移行によりスマホ向けページがインデックスの対象になった。またグーグルは、パソコン用Googlebotのクロールを原則終了している。
こうした現状からは、モバイルページ(スマホ向けページ)を正規URLとして設定するのが自然に思える。しかし、PC向けページを正規URLとして処理する、長年にわたって使われてきた仕組みを変更するのは労力がかかるし、予期せぬトラブルが検索エンジン側に発生する可能性もある。したがって、かなり変則的ではあるが、従来のままPC向けページを正規URLとして設定しておくのだ。
新たな仕様ではなく以前からこうだった。パソコン用Googlebotのクロールを終了したため、ミューラー氏はあらためて確認したと思われる。
繰り返すが、モバイル向けページのURLとデスクトップ向けページのURLが異なる「別々のURL構成」のサイトのみに該当する話だ。別々のURL構成には、こうしたややこしい設定が今後も必要になってくるかもしれない。単一URLのレスポンシブウェブデザインへの移行を真剣に考えるべきだろう。
- 別々のURLでモバイルサイトを配信しているすべてのWeb担当者 必見!
Search Consoleの「表示回数」を徹底解説 データ解釈で悩んでいる、正確なデータ活用をしたい、そんな人に (株式会社JADEブログ) 国内情報
Search Consoleの検索パフォーマンスレポートの「表示回数」の集計の仕組みを詳細に解説した記事を紹介する。JADEブログに投稿された記事だ。表示回数がプロパティ単位とページ単位で数値が変わる理由や、BigQueryに2種類のテーブルがエクスポートされる仕様などを説明している。
元記事のまとめを引用する(一部表現を編集して、画像を編集部で追加)。
表示回数のカウント方法は単純ではない:
- 同じサイトの複数のページが1つの検索結果に表示される場合がある
- さまざまな表示形式がある:
- カルーセル
- リッチリザルト
- インデント分割
- 連続スクロール
- など
プロパティごとかページごとかで集計方法が異なる
- プロパティ全体の表示回数 ≠ 個別ページの表示回数の合計
- BigQueryには2つの異なるテーブルがエクスポートされている:
- searchdata_site_impression: プロパティ(サイト全体)のカウントのデータ
- searchdata_url_impression: URL(ページ)ごとのカウントのデータ
常に確認すべき重要ポイント: 現在見ているデータが次のどちらなのかを確認する:
- プロパティ(サイト全体)でのカウント
- URL(ページ)ごとのカウント
Search Consoleで日々のデータをつぶさに分析しており、データ解釈で悩んでいたり正確なデータ活用をしたいと望んでいたりするウェブ担当者や解析担当者にオススメの解説記事だ。
- Search Console分析がんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- ランドが語る「クリックとアトリビューション、その先のデジタルマーケティング」
- Googleトレンドを使いこなすために知っておきたい基礎知識
- そのSEOを施策した理由は何? SEOは最優先の理由ではない!?
- 2024年7月のグーグル検索オフィスアワー: areaタグ内のURLの扱い方、MFIにおけるcanonical設定、ページ非表示のコンテンツの評価ほか
- 2024年7月の英語版グーグルSEOオフィスアワー: CMS の移行と hreflang、GoogleOtherクローラーとは?、商品リッチリザルトが消えた、他
- LLMが生成したSEO情報を鵜呑みにしてはいけない——2人のGoogle社員が警告
- 多言語SEOの課題とベストプラクティス: hreflang, ccTLD, x-default, LDCP
グーグル検索SEO情報②
ランドが語る「クリックとアトリビューション、その先のデジタルマーケティング」 ゼロクリック時代のブランド戦略 (SparkToro) 海外情報
デジタルマーケティングの権威であるランド・フィッシュキン氏が、クリックとアトリビューションの終焉を主張している。
次のような手法に大きく依存していた従来のデジタルマーケティング手法が時代遅れになりつつあるというのだ:
- クリックの追跡
- 特定のマーケティング活動へのコンバージョンのアトリビューション
この変化にはいくつかの要因がある。次のようなものだ:
ゼロクリックコンテンツの台頭 ―― ソーシャルメディアサイトや検索エンジンなどのプラットフォームでは、ユーザーをプラットフォーム上に留まらせるコンテンツを優先する傾向が強まっており、ユーザーが外部リンクをクリックする可能性が低くなっている。
プライバシーへの懸念と規制 ―― ユーザーのプライバシー保護への関心の高まりに加えて、AppleのCookie変更やGDPRなどの規制により、ウェブ全体でユーザー行動を追跡することが難しくなっており、アトリビューションが正確に判断しづらくなっている。
モバイルとアプリの優位性 ―― モバイルデバイスやアプリの普及はアトリビューションをさらに複雑にしており、アプリ内でのユーザーアクティビティの多くは簡単に追跡できない
フィッシュキン氏は、クリックとアトリビューションの衰退により次のような変化が起きると指摘する:
20世紀を彷彿とさせるマーケティング戦略への回帰が必要である。
これからは、オーディエンスを理解し、適切なチャネルを通じて適切なタイミングでリーチすることに焦点を当てる必要がある。そして、完全に頼ることはできないとしても、ブランド認知度を高め、消費者の行動に影響を与える戦術に投資することの重要性もフィッシュキン氏は強調する。
関係構築とインフルエンサーとのエンゲージメント、関連コミュニティでの強力なプレゼンスの構築に焦点を当てることにより、大幅な成長を達成したブランドの成功事例としてアクエレッロが挙げられている。
フィッシュキン氏の主張の主要なポイントを簡潔にまとめると、次のようなものだ:
クリックとアトリビューションに依存する従来のデジタルマーケティング手法は、もはや効果的ではない
ゼロクリックコンテンツの台頭、プライバシーへの懸念、モバイルの優位性が、この変化の一因となっている
マーケティング担当者は、オーディエンスを理解し、適切なチャネルを通じてリーチすることに重点を置く、より包括的なアプローチを採用する必要がある
アクエレッロの成功は、ブランドの成長に貢献する戦術に投資することの有効性を実証している
マーケティングの未来は、「関係構築」「インフルエンサーとのエンゲージメント」「関連コミュニティでの強力なプレゼンスの構築」にある
SEOに限らず、1つの集客方法に大きく依存しているビジネスにとって示唆に富んだ考察だ。さすがフィッシュキン氏というべきか。詳細は元記事で確認してほしい。長い英語記事なので、翻訳ツールや生成AIを利用するといい。
- すべてのWeb担当者 必見!
Googleトレンドを使いこなすために知っておきたい基礎知識 データ収集の仕組みと基本的な使い方 (Google Search Central on YouTube) 海外情報
Googleトレンドの上手な使い方を解説する動画シリーズの本編が始まった。前回 紹介編を紹介したもので、解説するのはグーグルのダニエル・ワイズバーグ氏だ。
本編第1回のメインテーマは、Googleトレンドがデータを収集する仕組みと基本的な使い方だ。主要な内容は次のとおり:
Googleトレンドは、グーグル検索のクエリデータを元に、匿名化・集約・分類したランダムサンプルを提供する
表示データは、「ユーザーのプライバシーを保護するため」「理解しやすくするため」の意図で処理されている
Googleトレンドに検索キーワードを入力すると、そのキーワードが時間の経過とともにどのようにトレンドになっているかを確認できる
日付範囲をカスタマイズしたり、分析したいプロパティや製品を選択したり(ウェブ検索、画像検索、YouTube検索など)できる
「トピック」とは、そのエンティティに関連する検索語句のグループ。これには、正確な用語だけでなく、スペルミスや同義語も含まれる
Googleトレンドで提供されるデータは、検索ボリュームの絶対数ではない。したがって、特定のキーワードが何回検索されたかを正確に知ることはできない
データは、0~100の範囲の「検索関心度」という指標に簡略化されている。これにより、Googleユーザーのプライバシーを尊重しつつ、比較が容易になる
要点を列挙したが、全体を視聴すると理解が深まる。動画には日本語字幕が付いているし、6分ほどの動画なのでサクッと見終わるはずだ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
そのSEOを施策した理由は何? SEOは最優先の理由ではない!? SEOは最後の理由であるべき (Pedro Dias on X) 海外情報
元グーグル社員のペドロ・ディアス氏のXでの投稿を紹介する:
- JavaScriptフレームワークを選ぶ理由もあれば、選ばない理由もある
- サブドメインを選ぶ理由もあれば、ディレクトリを選ぶ理由もある
- 画像にaltテキストを含める理由もあれば、含めない理由もある
- リンクを<a>アンカーにする理由もあれば、そうしない理由もある
- meta robotsでのnoindexの代わりにrobots.txtでのdisallowを使う理由もあれば、その逆の理由もある
何かを実行する多くの理由は、必ずしもSEOから始まるわけではない。実際、多くの場合、SEOは何かを実行する最後の理由であるべきだ。
- There are reasons to chose a JS Framework and reasons not to.
— Pedro Dias (@pedrodias) August 1, 2024
- There are reasons to choose a subdomain and reasons to go with a directory.
- There are reasons to include ALT text in an images and reasons not to.
- There are reasons to have links as <a> anchors and reasons not…
ディアス氏のアドバイスからどのようなことをあなたは感じ取っただろうか? 筆者は、ウェブサイト運営において次のように考えておくべきだと感じた:
- SEOが唯一の要因ではない
- SEOを常に最優先に考えるべきではない
- 画一的ではなく自分の状況に合わせた選択、優先付けが必要
- すべてのWeb担当者 必見!
2024年7月のグーグル検索オフィスアワー: areaタグ内のURLの扱い方、MFIにおけるcanonical設定、ページ非表示のコンテンツの評価ほか 今回もややコンパクト (#Google検索オフィスアワー on YouTube) 国内情報
2024年7月のグーグル検索オフィスアワーがYouTubeに公開された。あんな氏が回答した質問は次のとおりだ:
タイムスタンプはその場所から再生が始まるようにリンクしてある。気になる質問の回答だけでもチェックしておこう。
質問数が少なくコンパクトなので全体を視聴しても20分足らずだ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
2024年7月の英語版グーグルSEOオフィスアワー: CMS の移行と hreflang、GoogleOtherクローラーとは?、商品リッチリザルトが消えた、他 ボリュームたっぷりのQ&A (Google SEO Office hours) 海外情報
2024年7月の英語版グーグルSEOオフィスアワーの日本語文字起こしが公開された。グーグルのジョン・ミューラー氏とゲイリー・イリース氏が回答した質問は次のとおりだ:
Google では段階的な CMS の移行と hreflang をどのように処理しますか?
GoogleOther によるクロールで対応している検索以外の機能にはどのようなものがありますか?
サイトの商品が Google 検索のリッチリザルト スニペットから消えたのはなぜですか?
ユーザーが韓国語で Google 検索を行う場合、com.kr ドメインと .com ドメインのどちらの方がよいですか?
商品ポートフォリオを大幅に拡張した場合、SEO のパフォーマンスにはどのような影響がありますか?
Google の検索結果から古いページを削除するにはどうすればよいですか?
「ページのインデックス登録」レポートのインデックス登録エラーをすべて削除するにはどうすればよいですか?
status.search.google.com/summary への API リンクを取得することは可能ですか?
Google Search Console で商品スニペットの数を増やすにはどうすればよいですか?
Google Search Console で数多くのサイトを管理しています。インデックス登録は無制限にリクエストできますか?
単語の混同により、ウェブサイトの検索結果での表示に影響が出ています。この SEO の問題を解決する方法を教えてください。
Google に対してテキスト部分を無視するよう伝える、HTML マークアップまたはタグはありますか?
構造化データのレシピスキーマは料理以外のレシピにも使えますか?
Google チームは以前のドメインの SEO ランキングを新しいドメインに移行できますか?
私のサイトの SEO 最適化がアクティブに行われているかを確認するにはどうすればよいですか?
Google の検索エンジンに対して noindex タグを実行するにはどうすればよいですか?
数多くの不完全な商品コンフィギュレーターのバリエーションがあるサイトで、バリエーション商品の構造化データを使用できますか?
Google スパイダーはウェブページに埋め込まれた RSS フィードのリンクをクロールしますか?
サイトの SEO のためにロゴを更新しましたが、Google ではまだ変更されていません。なぜですか?
見出しの順番に関する SEO スターター ガイドの記述は正しいですか?
GSC でドメインの確認に使用した Google アカウントは、新しい Google サイトの所有者と一致している必要がありますか?
URL のクロールまたはインデックス登録をブロックすると、外部リンクと内部リンクのリンクパワーが無効になりますか?
サイトマップ ファイルはどのようにまとめればよいですか?
全部で23個ある。日本語のオフィスアワーと違って英語版は盛りだくさんだ。世界中のウェブ担当者から質問が集まるからだろう。気になる質問の回答をチェックしよう。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- ホントにSEOを極めたい人だけ
海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ
生成AIのSEO利用と、グローバルサイトのSEOに関する記事をピックアップ
- LLMが生成したSEO情報を鵜呑みにしてはいけない——2人のGoogle社員が警告
間違った情報で学習している可能性あり
- すべてのWeb担当者 必見!
- 多言語SEOの課題とベストプラクティス: hreflang, ccTLD, x-default, LDCP
ccTLDの影響力は低下
- グルーバルサイトを運営するすべてのWeb担当者 必見!
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業Webサイトとマーケティングの実践情報サイト - SEO・アクセス解析・SNS・UX・CMSなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Googleレンダリングの都市伝説: JavaScript SEOの誤解と対策【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ
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