米国Metaは、開発者会議「Meta Connect」でスタンプ画像を自動で作ったり、対話を助けたりする生成AI(人工知能)を活用したサービスを提供する、と9月27日(米国時間)に発表し、日本語訳を9月28日に公表した。これらのツールによって人とのつながりを強化し、より創造的、表現的、生産的なAI体験を提供していく。
「AIスタンプ」は「WhatsApp」や「Messenger」「Instagram」「Facebookストーリーズ」で一部の英語圏で10月から利用できる。Metaの大規模言語モデル「Llama(ラマ) 2」の技術と画像生成の基盤モデル「Emu」を使用し、テキストプロンプト(指示文)でユニークで高品質なスタンプを数秒で簡単に生成してチャットなどで使える。
Instagramでは新ツール「Restyle」と「Backdrop」を提供。Restyleは「水彩画」や「雑誌や新聞のコラージュ」などの指示文で元画像を再考した画像を作る。Backdropは「荘厳なオーロラの前にいる私」や「子犬に囲まれる私」のような指示でシーンや背景を変更する。物体の境界を特定するMetaの「Segment Anything Model」を活用した。
人に話すように対話する「Meta AI」はInstagram、Messenger、WhatsAppで提供し、眼鏡型端末「Ray-Ban Metaスマートグラス」とヘッドセット「Meta Quest 3」にも導入。Llama 2と大規模言語モデル(LLM)研究(英文のみ)を活用したカスタムモデルを搭載。マイクロソフト「Bing」との検索パートナーシップでリアルタイム情報を提供する。
単に質問に答えるだけではなく対話が楽しめるようにと、Meta AIの他にメッセージをやり取りできる28種類のAIを開発。パーソナリティ(人格)を持ったAIによる対話的やりとりで人と話している感覚にしようと、プロテニス選手の大坂なおみさんなど著名人やインフルエンサーが演じるAIや、独自人格のAIを構築できる「AI Studio」も提供する。
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オリジナル記事:Metaが生成AIを活用した「AIスタンプ」や、人と話すように対話する「Meta AI」を提供
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