リサーチPR「リサピー」を運営するIDEATECHは、「PR外注」に関する調査結果を発表した。PR・広報領域を外注している企業の経営者・役員106人が回答している。
PRは強化したいが外注任せの側面も
まず「2023年度、自社のPRを強化していく意向がありますか」と聞くと、「強化する予定」20.8%、「やや強化する予定」42.5%で過半数が強化を予定していた。
「PRを強化する背景・理由」を聞くと、「企業を取り巻く環境の変化にいち早く適応できるという背景があるから」38.8%、「PRはマーケティング活動にも寄与をするという背景があるから」29.9%、「PRを強化することで企業のブランド価値が上がるという背景があるから」29.9%が上位だった。
PRを外注しているという企業も多い。そこで「“PRの外注”に対して課題を感じていますか」と全体に聞くと、「非常にそう感じる」6.6%、「ややそう感じる」48.1%となった。また「PRの外注先に求めるポイント」を全体に聞くと、「価格が明瞭であるかどうか」53.8%、「納品物のクオリティが高いかどうか」44.3%、「外注先の実績が豊富かどうか」26.4%が上位で、コストが重視されている。
そこで「“PRの外注”に対して課題を感じている」とした58人に課題内容を聞くと、「効果がでない月も費用がかかるから」74.1%、「PRの目的を的確に共有することが難しいから」32.8%、「自社の人材育成につながらないから」25.9%と、やはりコスパをあげる回答が特に多かった。
具体的に「外注しているタスク」を聞くと、「自社のブランディング」39.6%、「自社広告のデザイン部分」26.4%、「多くの人の目に留まる“企画づくり”」24.5%が上位だった。
今後はPRを内製化したい? その場合の課題は?
「自社で今後PRを内製化していこうと考えていますか」と聞くと、「すべて内製を考えている」5.7%、「一部内製を考えている」40.6%と、半数には満たないが一定数の企業が内製化を視野に入れている。
内製化を考えている理由については、「自社にノウハウが蓄積されるから」46.9%、「社内連携や共有が取れやすく業務がスムーズに進むから」32.7%、「内製の方がアプローチ方法を柔軟に決定できるから」32.7%が上位だった。
「考えている」と回答した49人に想定している移行時期を聞くと、「半年以内」20.4%、「1年以内」18.4%となり、移行はしたいがまだまだ検討段階であることをうかがわせた。
調査概要
- 【調査対象】PR・広報領域を外注している企業の経営者、役員
- 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 【調査時期】2023年4月12日~13日
- 【有効回答数】106人
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オリジナル記事:PR外注は是か非か? 内製化を進めたい理由は「ノウハウの蓄積」「業務効率化」など【IDEATECH調べ】
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