CRM(顧客管理)ソリューション事業の米国Salesforceの日本法人、セールスフォース・ジャパンは、本社が「Pulse for Salesforce」を発表したと8月29日に公表した。生成AI(人工知能)を使ってインサイト(潜在的な欲求)を自然言語とビジュアルで表示する「Tableau Pulse」を「Salesforce」に統合した。コンテキスト(文脈)に即したメトリクス(指標)やインサイトを「Salesforce CRM」に取り込んで日々の意思決定に活用できる。
2月に発表されたTableau Pulseは、ビジネスユーザーが関心を持つ指標やトレンド、貢献要因、異常値を自動的に検出し、生成AIを活用して分析結果をわかりやすい言葉で表示する。例えば、営業リーダーに担当者の業績低下を自然言語とシンプルなビジュアルで事前に警告する。Pulse for Salesforceは、こうしたTableau Pulseの強力な機能をSalesforceアプリケーションに直接統合した。
これまで営業チームが取引に役立つ情報を得るにはインサイトを積極的に検索したり、アナリストにその都度リクエストしたりする必要があった。Pulse for Salesforceはインサイトやトレンド、生成AIによるQ&Aが直接ユーザーに提供され、営業チームはPulseのAIが生成した主要トレンドのサマリーを営業支援システムの「Sales Cloud」内で簡単に入手できる。さらにPulseで掘り下げ成約率や総売上などの指標のトレンドを把握できる。
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オリジナル記事:Salesforceが「Pulse for Salesforce」発表、AIによるインサイトで意思決定を支援
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