地方、中小・ベンチャー支援のソウルドアウトの連結子会社で中堅・中小企業向けマーケティングテクノロジー事業のSO Technologies(エスオーテクノロジーズ)は、生成AI(人工知能)の活用事例として、自社の広告業務を支援するAIチャットボットを開発して活用を始めたと10月3日に発表した。社内業務の問い合わせ対応の自動化で業務工数削減と広告会社支援サービス品質の向上を図り、広告業界の業務DX(デジタル変革)を後押しする。
ビジネスチャットツール「Slack」の社内プラットフォームに寄せられた契約・取引、受発注、経理、総務領域の質問に対して、自動生成された回答と参考情報ページのURLを即時提供する。複数の情報源を活用して回答の質を向上する仕組みを設計し、「ChatGPT(GPT-4o)」と、大規模言語モデル(LLM)と外部データを効率的に接続するオープンソースライブラリの「LlamaIndex」を利用して構築した。
テキスト生成と外部情報検索を組み合わせて回答精度を向上させる「Retrieval-augmented generation(RAG)技術」の活用で、問い合わせ対応の自動化と迅速で正確な一次回答の提供が可能になった。AIチャットボットで専任チームの社内問い合わせ対応工数を約3割削減する。社内の問い合わせ対応の効率化は広告業界全体に共通する課題で、今回の社内システムの知見と事例は業界全体の生産性向上のヒントになると見ている。
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オリジナル記事:SO Technologiesが社内問い合わせ業務を自動化、広告周辺の問い合わせ業務を3割削減
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