短編動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」を運営する中国メディア企業、ByteDance(字節跳動)の日本法人、バイトダンスは「コミュニティガイドライン」を刷新した、と3月21日に発表した。4月21日に発効する。AI(人工知能)技術で作成・修正されたコンテンツである合成メディアの扱いでルールを変更し、ヘイトスピーチと憎悪に満ちた行動に関するポリシーで「民族」を保護属性に追加した。
モデレーション(投稿の監視・削除)では、①違反コンテンツの削除をルール違反のコンテンツに実施、②年齢制限のある成人向けコンテンツは18歳以上の成人のみ閲覧可能、③「おすすめ」フィードの適確性基準を遵守して、レコメンド(推奨)システムの対象コンテンツを幅広い視聴者に適切にする、④情報ツールとリソースの提供でコミュニティを後押しし、ユーザーが自らの経験をコントロールできるようにする――の4つの柱を示した。
ガイドライン刷新の一環で「TikTokコミュニティ原則」も初めて公開した。人権擁護の取り組みに基づいて、表現の自由と危害の阻止の「バランス」▽人間の「尊厳」を尊重▽行動の「公平性」に重点を置いて、「危害の阻止」「自由な表現の実現」「礼節を守る」「地域特有の状況の尊重」「積極的なインクルージョンの推進」「個人のプライバシーの保護」「透明性と一貫性の提供」「公平かつ公正」――の8原則がある(図参照)。
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オリジナル記事:TikTokの「コミュニティガイドライン」刷新、生成AIコンテンツの扱いでルール変更
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