野村インベスター・リレーションズは、「大企業グループのサイトにおけるセキュリティ・インフラ統合の課題」に関する調査を実施した。CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の導入とWebガバナンスの状況について、IT担当者・Web責任者1,007人に聞いている。
36.5%のIT担当者が「Webガバナンスが実現できていない」と回答
まず、自社グループが所有しているWebサイト数を聞くと、「1~5(31.6%)」「10以上(31.0%)」「6~10(25.3%)」となり、約半数が6サイト以上保有していることがわかった。また、自社グループのWebサイトのURLやCMS導入の有無を把握しているかを聞くと、合計で35.4%が「把握できていない」と答えた。
過去10年間でCMSの導入が増えているかという質問では、「かなり増えている・やや増えている」の合計が57.0%となり、増加傾向にあるようだった。
また、CMSを導入している全てのサイトを把握・管理する体制が必要だと思うかを聞くと、87.8%の人が「必要だと思う」と回答。一方で、36.5%の人が「現状ではWebガバナンスが実現できていない」と答えた。
「実現できていない」と答えた人に対し、その理由を聞くと、「さまざまなCMS・インフラが混在しており、管理することが現実的ではない」が30.2%で最多に。ついで「多数のサイトを管理することで発生するコストの費用対効果を説明できない」と続いた。
調査概要
- 【調査期間】2023年10月6日(金)
- 【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
- 【調査人数】1,007人
- 【調査対象】調査回答時にグループ全体が従業員数301名以上ある大企業の情報システム、IT担当者、Web責任者であると回答したモニター
- 【モニター提供元】ゼネラルリサーチ調査
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オリジナル記事:Web担当者の約3.5割が「自社サイトのURLやCMSを把握できていない」。インフラが混在し管理しきれず?【野村IR調べ】
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